2021.01.28 ECモール
メルカリ、高額転売の警告機能を導入へ…マケプレあり方会議が結論
フリマアプリ「メルカリ」を運営する(株)メルカリは27日、半年余に渡って議論を重ねてきたマーケットプレイスのあり方に関する有識者会議の結論となる「多様で自由なマーケットプレイスの実現に向けた基本原則」を公開した。理念だけでなく、一時的な商品価格の高騰を知らせ、利用者の冷静な購入判断を促すアラート機能の導入など、具体策も盛り込んだ。
6回にわたる有識者会議を実施→結論
「メルカリ」をはじめとした二次流通マーケットプレイスの浸透により、個人でモノを売買することがより簡単に、身近に楽しめるようになり、モノの循環もより加速するようになった。一方で、多くの利用者が参加するようになったことによる課題も。特にコロナ禍では社会全体でさまざまな物資の需給バランスが変化し、「メルカリ」でも既存の取り組みの強化だけではなく、より複合的な対策や判断が求められるケースが発生した。
こうした状況を受け、改めて社会に必要なマーケットプレイス運営の原理原則を検討しようと、「有識者会議」を設立し、6回に渡って議論を重ねてきた。議論した基本原則とは、利用規約やガイドの背景となる、メルカリのマーケットプレイスに参加するすべての人の拠り所となる基本的な考え方をまとめたものだ。
今夏に高騰品のアラート機能実装
「安全」「信頼」「人道的」。これをマーケットプレイスの基本原則とした。その一環として、ユーザーの購入判断に必要な情報提供を実施する。一次流通企業とも連携し、商品発売前後の注意喚起とともに、発売後に商品価格が著しく高騰している場合、アプリ内の該当商品検索結果画面・購入画面に注意喚起を行うアラート機能を実装(今夏までに予定)することで、ユーザーがより安心して取引できる環境の構築をめざすとした。
自由な取引は、「安全」に利用できる環境があってはじめて成り立つとし、「身体・生命への危害が加わる可能性が高い商品の取引」」「違法・犯罪行為につながる可能性が高い商品の取引」「供給が著しく不足している商品の取引」の禁止を明文化した。
ユニークな商品を安心して取引するには、商品や取引に関する正確な情報が提供された上で、「信頼」に基づいて誠実に取引される必要がある。そのため、「商品の詳細が分からない取引や商品情報の偽装を行う行為」「商品に問題があっても返品に応じないという行為」「手元に商品がないのに出品する行為」「販売を目的としない出品行為」を、改めて掲げた。
また、取引を通じて「人道」に反するような行為が助長されることがあってはならないと、「人種、民族、宗教、性別などによる差別を助長する商品の取引・行為」「誹謗中傷、脅迫行為など」の取引や行為を禁じた。
今後も基本原則を必要に応じアップデ
基本原則の策定を受けてメルカリは今後、利用規約・ガイドの更新や、カスタマーサポート体制・マーケットプレイス運営ルールの整備など、より良いマーケットプレイスの運営に向けた取り組みを実施する。機能面の見直し・改善や、一次流通事業者・ユーザーとの対話を継続的に行い、基本原則についても必要に応じてアップデートを行っていくとしている。
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