(株)電通デジタルと(株)電通国際情報サービス(ISID)、電通アイソバー(株)、電通アイソバー(株)は20日、マーケティング領域を起点としたDX基盤構築において、クラウドソリューションのインテグレーション業務と活用業務支援を行う専門人材400人規模のグループ横断組織『Dentsu DX Ground(電通DXグラウンド)』を立ち上げ、本格的に稼働した。
専門人材不足が顕在化、DXの障壁に
企業のDXは急速に進んでおり、その基盤となるシステム整備が急務となっている。特に社会状況や消費者心理の変化に伴い、素早い対応が求められるマーケティング領域のデジタル化は、Salesforce Customer 360、Google Cloud、アマゾンウェブサービス(AWS)、Adobe Experience Cloud など、多機能で利便性の高いクラウドソリューションやサービスが採用される傾向がある。
しかし、複数のクラウドソリューションを組み合わせたマルチクラウド化や、既存システムとの複雑なインテグレーションなど、システムの構築や運用業務は高度化しており、専門人材の量的・質的な不足が顕在化しているのも現状だ。
3社の専門人材を集約…DX推進へ
電通デジタルとISID、電通アイソバーの3社は、各社の専門人材を集約することにより、大規模化・複雑化するクラウドソリューションの構築・運用や、データ活用の高度化を最適な形で提案し、企業のDX推進に向けたインテグレーション強化を実現する体制を構築した。
電通デジタルは、グループ内のマーケティング手法をフレームワーク化したプランニングと施策開発力が強みだ。クラウドインテグレーションに必要なビジョン構築や、新ビジネス・サービスモデルの立案からマーケティングオートメーションなどのソリューションを活かしたCRMの高度化において、顧客基点のDX組織作りを支援。マーケティングテクノロジーのレイヤー強化を図るとともに、ワンストップで企業のクラウドインテグレーションを推進する。
ISIDは、金融業や製造業、流通業、サービス業など幅広い業種のクライアントに対し、先端 テクノロジーを活用した多様なITソリューションを提供している。マーケティング領域においても豊富な実績を有しており、そのノウハウを活かし、デジタルマーケティングを起点とした企業全体のDXの実現を支援する。
また電通アイソバーは、世界45か国と85以上の拠点でボーダレスにサービスを提供するグローバルデジタルエージェンシーの Isobar ネットワークの一員として、CXデザインを軸とした戦略コンサルティングと、最先端のデジタルマーケティングのアイディアとテクノロジーで、企業のDX課題の解決に向けた新たな体験価値を生み出すことに貢献する。
3社は今後、組織の共同運営を通じて、ナレッジの共有や新たなテクノロジー・サービスの 共同開発を行うとともに、採用活動を通じた体制強化にも取り組んでいくとしている。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。