2020.11.20 通販支援
ホームファッション市場、20年度は1.4%増の3兆3845億円規模に
(株)矢野経済研究所はこのほど、「国内のホームファッション小売市場」の現況や製品セグメント別の動向、将来展望などの調査結果を公表した2020年のホームファッション小売市場規模は前年比101.4%の3兆3845億円と増加を予測している。

19年度の市場規模は1.8%減
調査は8月~10月。ホームファッション関連企業(メーカー・卸売業・小売業)に同社の専門研究員が直接面談するなどしてまとめた。
それによると、19年の国内ホームファッション小売市場規模は、前年比98.2%の3兆3370億円と推計。アイテム別にみると、プチギフト需要を捉えた「タオル製品」や、質の高い睡眠を得るための「ナイトウェア・ホームウェア」が好調となった一方で、その他の市場は前年から減少となった。
ベガやニトリ・イケアなど家具系が躍進
また、全体市場は前年より減少したものの、力を付けてきた家具EC「LOWYA」のベガコーポレーションなどEC企業が自社のオリジナル商品で売上を伸ばすなど、新しい勢力の台頭もあった。また、ニトリやイケアなど大手チェーン経営企業の都心部への出店が目立った。こうした店舗は集客力の高さに加え、ECサイト販売を活発にするためのショールーミング機能としての役割も担っており、今後の動向が注目されるとした。
「STAY HOME」追い風に、サブスクも登場
働き方改革に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響による在宅勤務の広がりにより、ホームファッション市場でもサブスクリプションサービスの需要が増加している。特に、高価格帯の家具では、手軽なレンタルをきっかけに品質やブランドを知ってもらうことができるため、各社ともビジネスチャンスと捉え、取り組みを強化している。一方、ひとり暮らしや、結婚を機に家具を買い揃える若年層の利用も高まっている。
家具・寝具の企業が成長けん引
こうした動向から、20年のホームファッション小売市場を、前年比101.4%の3兆3845億円と予測した。コロナ禍の影響で、店舗を持つ小売企業は営業停止などで大きなマイナスの影響を受けた一方、ECを展開する企業を中心に巣ごもり消費を捉えて販売が好調となった企業も多い。特に「ホームファニチュア」「寝具」「キッチンツール」などを展開する企業は軒並み好調となった。
在宅時間が長くなったことで、家の中のレイアウトや道具を見直す機会が増加したこと、リモートワークの導入も進んだことで関連用品の購入が多くなったことなどにより、例年以上に売上を伸ばした企業も少なくない。当面の間、ウィズコロナの生活が続くのであれば、ホームファッション関連の需要増加も長期化するものと考えられるとしている。
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