ECサイト構築を手掛けるw2ソリューション(株)は11日、日本と英国間のECの取り組み強化への支援を表明し、自社のECサイト構築プラットフォーム「w2Cloud Platform Suite」の提供を通じて、日本企業の英国進出の支援を開始した。

日英経済連携協定を背景に取り組み推進
日本と英国は今年10月、正式にEPA(日英経済連携協定)に署名した。特にECを高度に推進することが強調されたのが特徴だ。欧州連合(EU)時代は、ECの概念(定義)やデジタルコンテンツの分類(モノか、サービスか、知的財産権の使用かなど)の障壁があったが、離脱によりさまざまな課題が撤廃された。
日英間のデータの自由な流れを保証し、両国間でデータを収集、処理、転送できるようになった。また、以前はサーバーを英国に置く必要があったが、この規制も撤廃。データだけではなく、ビジネスマンの移動促進のために、投資家・配偶者・扶養家族に対する、より広範囲の企業内転勤が含まれている。
w2は今年6月にロンドンに支店設立
こうした背景からw2ソリューションはEC市場規模が大きい英国への越境EC進出支援の取り組みを推進していくことを表明。すでに今年6月にはロンドンに支店を設立しており、現地クライアントへのECサイト構築プラットフォーム「w2Cloud Platform Suite」の提供を開始している。今後は、同プラットフォームを活用して日本企業の英国進出の支援にも力を入れていく考えを明らかにした。
EPAは「Economic Partnership Agreement」の頭文字。特定の国や地域同士での貿易の自由化に加え、投資や人の移動、知的財産の保護や競争政策におけるルールづくりなど、さまざまな分野での協力を含む、幅広い経済関係の強化と円滑化を進める協定だ。
英国のEUからの離脱が1月31日に実現。移行期間の期限を間近にした10月23日、日英が正式にEPAに調印した。w2ソリューションは調印に際し、両国のEC発展に向け、現地の英国大使館に賛辞を送ったとしている。
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