2020.06.30 通販会社
しまむら、EC売上高20億円へ…1Q連結業績はコロナ影響で減収減益
(株)しまむらが29日発表した2021年2月期第1四半期(20年2月~5月)連結決算は、売上高が前年同期比19.9%減の1069億8700万円、営業損失が12億8100万円(前年同期は55億9200万円の営業利益)、純損失が12億2100万円(前年同期は37億9300万円の純利益)となった。
コロナ影響で来店客数21.6%減
減収減益の主な要因は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛と販促活動自粛で、来店客数が前年比21.6%減と大幅に減り、それに伴って売上高も減少したことによる。
主力のしまむら事業の売上高は、前年同期比22.3%減の787億2800万円。また、アベイル事業の売上高は同26.6%減の95億4800万円となった。婦人・紳士のアウター衣料全般と靴や服飾雑貨などの売上高が、外出自粛の影響などで昨年を大きく下回った。ディバロ事業では売上上位店舗の売上高に大きく影響し、同36.1%減の1億2800万円となった。
バースデイ事業の売上高は、同2.03%減の149億8800万円。玩具や衛生雑貨が売れ筋商品となり、加えてベビー・子供衣料でもブランド再構築による品揃えの改善などで、ほぼ前年並みの売上を確保。シャンブル事業の売上高は同5.3%減の25億100万円で、巣ごもり需要の影響でルームウエアやパジャマ、収納用品や調理用品などの雑貨が好調で、昨年から強化しているギフト対応商品も売り上げを伸ばした。
5月からは来店9割回復
各事業ともコロナウイルスによる客数減の影響を大きく受けたが、5月に入って来店客数が回復し、週別売上高は前年同期比90%台まで持ち直している。6月度のしまむら事業は既存店の前年対比で27.0%増となるなど、各事業とも売上高は堅調に推移している。
海外事業では、台湾で事業展開する思夢樂は、台湾がコロナウイルスの拡大を日本よりも抑えられたことで、売上高への影響も低く抑えられた。一方、中国では強い外出規制があったことなどで、商業施設への来店客数が大幅に減少し、中国の飾夢楽の2月度の売上高は前年同期比9割減となるなど、影響は甚大だった。
しまコレの注文金額は5億円
今期の重点課題の進捗状況では、インフルエンサー企画の共同開発ブランド「JB」が好調で、お取り寄せ商品アプリの「しまコレ」でも販売が好調だった。「ネットで注文、店舗で受け取り」、のアプリ「しまコレについては、累計ダウンロード数が約100万ダウンロード、注文金額が約5億円となり、ほぼ計画通りだった。
EC売上高20億円計画、来期は25億円へ
また、秋以降にECサイトの立ち上げを表明。現在のしまむらホームページや、しまむらアプリ内でサービスを提供するため、ECサイト開設後は「しまコレ」アプリのサービス提供は終了する予定という。今期は「しまコレ」+EC事業で約20億円の売上を見込み来期はEC事業で約25億円を見込んでいる。
通期業績については、海外を含む連結の売上高が5192億円(前年比0.5%減)、営業利益は234億円(同1.8%増)、純利益は148億円(同13.3%増)を見込んだ。新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、第2四半期から店舗運営や商品調達が正常化し、売上高も前年を上回ると仮定した予想で、感染症の収束時期によって変動する可能性があるとしている。
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