2020.05.20 通販会社
富士山マガジンの1Q、純利益179%増に…売上高は19%増の12億円
(株)富士山マガジンサービスがこのほど発表した2020年12月期(1~3月)連結決算は、売上高が前年同期比19.0%増の12億1500万円、営業利益が同149.5%増の1億400万円、純利益は同179.2%増の6800万円となった。
SEOや定期購読費上げに注力
今期も、雑誌の定期購読者の囲い込みと新規読者の獲得のため、各マーケティングチャネルの充実やSEO対策、リテンション対策による雑誌購読者の定期購読者化、新規受注高の増加および継続受注高増加のための各種施策を実施した。
さらに、WEB以外で新規の雑誌定期購読者数を増やすため、出版社が管理する既存の定期購読顧客の管理を同社に移管。同社グループが購読顧客の獲得、管理、配送までを一括で受ける「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」の展開および法人顧客開拓についても引き続き、注力してきた。
会員数は329万人と着実に伸長
この結果、雑誌出版市場が大きく縮小する中、総登録ユーザー数(一般と法人購読者の合計数)は329万4752人、うち課金期間が継続している継続課金ユーザー数は60万9386人となった。会員数は雑誌市場の減少にかかわらず着実に伸びている一方、ユーザー獲得コストは増加している。
また、デジタル雑誌関連の事業については、18年第2四半期から新たに(株)電通と合弁で設立した(株)magaportの事業開始に伴い、従来の「Fujisan.co.jp」上でのデジタル雑誌販売だけでなく、他の電子書店向けのデジタル雑誌取次分野や派生するサービス領域事業に注力した。雑誌読み放題サービスで着実に成長を続けており、「第2の柱」に育ちつつある。
コスト面では、主に配送請負について、倉庫管理や配送管理関係の値上げ時期の交渉にで、期初に想定していたコストと比較して発生するコストを抑えることができた。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響については、緊急事態宣言の発令後後に発生しているEC事業者への需要急増に伴い、物流網の逼迫や物流コストの大幅な上昇、法人のコスト見直しに伴う雑誌購読契約の見直しなどが想定されるとした。20年12月期(1~12月)の通期業績予想については、2月12日に公表した数値を据え置いた。
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