ジャックスグループのジャックス・ペイメント・ソリューションズ(株)がこのほど発表した「ECサイト利用者の決済事情」の調査結果によると、ECサイト利用者の68.7%が、希望する支払方法がない場合、希望する支払方法がある「他のサイト」で購入する、または「商品の購入をやめる」と回答していることがわかった。
「カゴ落ち」対策には、多種の決済手段導入が有効
同調査は、インターネットショッピングを利用している2020人を対象としたインターネット調査(実施期間:20年2月20日~25日)。
ECサイト利用者に、商品購入時に希望する支払方法がない場合について聞いたところ、「希望する支払方法のある『他のサイト』で購入する/商品の購入をやめる」と回答したのは、男性が71.3%、女性が64.3%、男女合計で68.7%となった。ECサイトに利用者が希望する支払方法がない場合、カゴ落ちが起きる可能性が約7割に上り、サイト利用者が必要とする支払方法を備えておくことがカゴ落ち対策として有効だということがわかった。
初回購入は「後払い決済」が人気に
ECサイトで利用したいと思う支払方法は、1位が「クレジットカード」(87.4%)、2位が「ID決済/電子マネー」(22.5%)、3位が「後払い決済」(14.7%)だった。男女差で比較すると、男性は「インターネット振込」の割合がやや高く、女性は「後払い決済」の割合がやや高くなった。
また、初めて利用するECサイトで利用したいと思う支払方法は、1位が「クレジットカード」(77.9%)、2位が「後払い決済」(19%)、3位が「ID決済/電子マネー」(16.7%)となり、初めて利用するECサイトに限定した場合、利用したいと思う支払方法の2位と3位が入れ替わった。ECサイトの初回利用に関しては、「後払い決済」の利用を希望する人の方が、「ID決済/電子マネー」より多くなることがわかった。
その他、同資料では利用したくない支払方法、後払い決済を利用する理由や、調査全体のポイントなどがまとめられている。
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