2019.11.30 コラム
【初心者向け】ネットショップ成功例に共通するポイントと揃えておくべきアイテム
ネットショップを開設、運営するにあたって「どうやったら成功できるんだろう?」、「どんなものが必要なんだろう?」、「成功してるショップは何がポイントなんだろう?」と考えることがあると思います。
これからネットショップを開設したいと考えている人、とりあえず商品を販売し始めてみたものの、お客さんが全然集まらないし商品も一向に売れる気配がない…そんな事態に陥っている方にも参考になる「ネットショップ成功例に共通するポイントと揃えておくべきアイテム」について解説します。
初心者がネットショップを開業する時に必要なもの
お小遣い稼ぎ程度に小規模で運営する場合と専業として生計を立てていくのとでは必要なものは異なります。
それぞれ、ネットショップを開業するにあたりどのような機材や資材が必要なのかを解説します。
デジタルカメラ(ミドルスペックのもの)
デジタルカメラはお小遣い稼ぎ程度では必須アイテムではありませんが、専業で営むのであれば必要なアイテムです。
最近のスマホは画質も向上し、簡易的な編集も可能になっていますが、やはりデジタルカメラには敵わない点が多く存在します。
ネットショップでは、写真(画像)は商品の顔ですので、写真の良し悪しで売れ行きが大きく左右されます。
お小遣い程度でよいのであれば、そこまでこだわる必要はないかもしれませんが、専業で営むのであれば、宣材写真として相応しいものを掲載するべきです。
どれだけ良い商品を取り揃えたとしても、写真がイマイチだと売れるものも売れなくなってしまいます。
私は最初にスマートフォンのカメラで撮影した写真を使用していましたが、デジタルカメラで改めて撮影しなおして写真を入れ替えたところ、売れ行きが改善したという経験があります。
デジタルカメラは最新機種でなくても十分な性能があり綺麗な写真が撮影できますし、個人のスマホで撮影したプライベート写真と混同しないようミスを避ける意味でも手頃な価格のデジタルカメラをネットショップ専用に用意しておきましょう。
三脚(簡易的なもの)
商品を撮影するにあたり、細かい角度の調整であったり色違いの商品を取り揃える際に同じポジションから商品ごとの写真を撮影する機会があります。
そんな時に役立つのが三脚です。
お小遣い稼ぎ程度でネットショップを営む場合、デジタルカメラは不要でしたが三脚に関してはお小遣い稼ぎ程度でも必須アイテムです。
三脚というと、高さ1メートルを超えるような大型の三脚をイメージするかもしれませんが、小物やアクセサリー程度のサイズであれば大型の三脚は必要ありません。
目安として50センチ×50センチ以上のものであればそれなりの三脚が必要になりますが、それ以下であれば不要です。
最近では100円ショップでもアームが自在に動かせる三脚を取り扱っていますので、あらかじめ準備しておきましょう。
画像編集ソフト(イラストレーター、フォトショップなど)
画像編集ソフトは、お小遣い稼ぎ程度でネットショップを営むのであれば不要ですが、専業で営むには必須アイテムです。
最近はスマートフォンでも、それなりに写真加工ができるようになりました。
ある程度の写真撮影センスと画像加工センスを持ち合わせていれば画像編集ソフトは不要ですが、誰しもがそのような技術を持ち合わせているわけではありません。
最近はプロが現場で利用しているillustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)といった画像編集ソフトが一般にも広く流通しています。
両方ともパソコン上での作業になりますが、そのぶんだけ細かな調整が行えたり、きれいな加工が行えるようになっています。
illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)も名前は聞いたことあるけど、難しそうなので縁がないと思い込んでいる方が多いのですが、一般にも広く流通しているということは、それだけ誰でも手軽に利用できるほど簡単に操作できるようになったということですし、プロに頼むのと同等の編集が可能個人でも手軽に行えるように操作性が改善されているということです。
基の素材となる綺麗な写真を撮影することは勿論ですが、商品の特徴となるポイントをより強調できるように画像を編集して商品本来の魅力を引き出すことを意識することも成約につながる重要なポイントです。
もし中古の商品を扱う際は、実際にある傷を修正して隠したり色あせている部分をきれいに見せるといった加工をしてしまうと、お客様からの信頼を失う可能性があるためクレームへとつながる原因ともなりますので商品のマイナスポイントを隠すような加工は行ってはいけません。
誠意ある対応を行い続けることがリピーターを獲得する重要なポイントなので目先の利益にとらわれず、お客様1人1人へ誠意ある対応を心がけましょう。
ネットショップ成功例に共通しているポイント
成功しているネットショップには、いくつかの共通しているポイントがあります。
ここでは、そんな成功しているショップが押さえている成功するためのポイントについて解説します。
成功しているショップは定期的な宣伝活動を行っている
成功しているショップは、定期的な宣伝活動を欠かしていません。
おおよそ1週間~1か月周期で宣伝活動を行うことで、ショップの認知度を低下させない工夫をしています。
お客様は、一度購入したら満足しがちなので次回以降の購入につなげることが難しい傾向にあります。
定期的な宣伝活動を行うことで、お客様がまた何か商品が必要、欲しいと感じた際に自分のショップを利用していただけるようにショップを忘れさせない仕組みを作っています。
成功しているショップは効果的な宣伝活動を行っている
定期的な宣伝活動を行うにあたり、例えばメールマガジン配信にて毎回同じような変わり映えのしない宣伝やあいさつ程度のメール配信を行ったところで、読まれずにゴミ箱行きになる可能性が高いです。
内容や頻度によっては、お客様が「迷惑」と感じることもあることは容易に想定されます。
このため、成功しているショップは効果的な宣伝となるように「簡潔な文章でお客様にとって有益と感じていただけるような宣伝」を行っています。
文章中心の宣伝活動ではなく、一目で分かるようにインパクトのある画像を用いたり色合いを調整することで簡潔かつ効果的な宣伝活動を行っています。
成功しているショップはお客様を飽きさせない仕組みを考えている
成功しているショップは、お客様を飽きさせない仕組みを持っています。
前述のとおり毎回同じような変わり映えのしない宣伝やあいさつ程度のメルマガ配信を行ったところで、読まれずにゴミ箱行きになる可能性が高いことは容易に想定できますので、ショップを定期的にチェックしたくなるような仕組みや仕掛けを施す必要があります。
例えば、宣伝活動の中で新しく入荷した商品の宣伝を行うことは勿論のこと、期間限定クーポンを発行したり、シークレットセールを行うなどお客様を飽きさせない仕組みやイベントを定期的に実行しています。
ショップ独自のスタンプカードを作成し、ポイントが貯まったらショップオリジナルのノベルティをプレゼントしたり、常連者限定のクーポンを発行したり、先行予約枠を設けたりなど、成功しているショップは利用頻度を高める仕組みを施すことでリピーターを獲得するための仕組みや仕掛けを用いてショップの利益を安定させることを常に考えています。
ネットショップで失敗しがちなポイント
ネットショップ初心者が失敗しがちなポイントを事前に抑えておくことで、回避できる失敗はたくさんあります。
顔の見えないお客様ではありますが、実際に存在する人間相手のお仕事ですので、細心の注意を払い慎重な対応を心がける必要があります。
出荷通知忘れ
商品を購入して頂け、商品を発送したらそれで終わりではありません。
お客様へ「いつ発送したのか」、「いつ頃到着するのか」、「宅配業者はどの業者なのか」といった情報を伝える必要があります。
お客様は「商品を購入したが、いつになったら届くのかわからない」という状況は不安に感じます。不安は不信感へと増長し「実は詐欺なんじゃないか?」といったあらぬ誤解を抱かせてしまうことへとつながります。
お客様には、現在どのような状況なのかというのを適時通知することで少しでも多く不安を和らげるように意識しましょう。
価格の誤設定
商品が売れたのはよかったが、送料が思った以上にかかってしまった。システム利用料を考慮し忘れていて思わぬ赤字を生んでしまったというのは、初心者にありがちなミスです。
利用するシステムの手数料や利用料、想定される送料の最少額、最大額を正確に把握しておくことでこのようなミスは未然に防ぐことが可能です。
商品の価格設定を行う際は1商品ずつ手作業で計算するのではなく、エクセルなどの表計算ソフトを使い、共通の計算式にあてはめて価格決定しましょう。
商品ごとに利益が何パーセントなのか、いくらなのかを正確に記録し、確定申告の時期になって慌てて計算するといった事態に陥らないよう管理はシンプルかつ確実に行いましょう。
ネットショップ初心者が人気ショップを作る方法
ネットショップ初心者が人気ショップを作るには、個性的なショップかつ精力的に活動していることを広く認知してもらうことが重要です。
そのためには、ソーシャルメディアを通じてショップの情報や新商品の情報発信を行うことは勿論のこと、ショップオーナーの人柄や日常が垣間見える程度に「ショップの裏側」を織り交ぜることがポイントです。
ただでさえ相手の顔が見えないネットショップですので、ショップオーナーがどんな人なのか、ショップに対して真剣に取り組み真心こめて対応している様子を見ていただくことでお客様からの「安心」と「信頼」を獲得することを心がけることが重要です。
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