EC向け画像認識AI「popIn Action」導入でカメラ機能実現

　実装にあたって、popIn（株）が提供するEコマース向け画像認識AIサービス「popIn Action」を導入。閲覧中の商品に似ている商品を簡単に探し出せる「類似アイテム検索機能」や、デバイスに保存している写真や画像から類似アイテムを検索できる「画像検索機能」などを搭載しており、中国の検索市場でシェアNo1を誇る「Baidu（百度）」の世界最先端の技術に基づいた高精度なレコメンドが期待できるという。

　「持っている家具を買い足したいのに商品名が分からない」「Webサイトで見つけた画像に写っているデスクやチェアについて詳しく知りたい」――。

　膨大な商品のラインアップがあるオフィス家具をテキストでしか検索できない状況を解決してくれるのが、写真撮影または画像アップロードによる「画像検索」機能。また、商品ページ上の「似た商品を探す」機能は、希望するイメージに近い商品を見つけた上で、予算や納期などの関係でほかの候補を探したい場合にも便利だ。

　いずれの機能も、アプリケーションのインストールなどは不要。「Kagg.jp」のサイト上で、商品を検索、閲覧しながら、アイコンをタップ・クリックするだけで利用できる。

地方や小規模事業者に利用者を拡大

　国内外の高級オフィス家具メーカー各社を中心に、「Kagg.jp」が取り扱う商品点数は国内最大級の約55万点。インターネット販売に特化することで在庫コストと物流コストを圧縮。ネットへのシフトが遅れているオフィス家具分野で、全国一律送料無料や組立設置無料のサービスを立ち上げた。今までの営業ベースの販売システムでは情報が行き届かなかった地方や小規模事業者などにも利用者を増やしている。