顧客接点の多様化で定期通販カタログを終了

　カタログ「ＰＥＡＣＨ　ＪＯＨＮ」の創刊は１９８８年。「元気・ハッピィ・セクシー」をテーマに、ランジェリーやファッションをはじめとする商品や情報を提供し、多くのユーザーに愛読されてきた。秋号で通算１１０号を数える。

　後発の「ＳＡＬＯＮ　ｂｙ　ＰＥＡＣＨ　ＪＯＨＮ」は２０１３年にデビュー。「そろそろＰＥＡＣＨ　ＪＯＨＮは卒業かな？」と考え始めた大人世代向けのプレミアムなカタログだ。大人の女性のためのスタイリッシュなファッションアイテムを紹介し、通算２７号を重ねた。

　いずれも小冊子風で人気が高く、ボディケア・雑貨なども取り扱ってきた。ホームページ上で最新版を無料でプレゼントしてきたほか、公式アプリや手持ちのＰＣ、スマートフォンではデジタルカタログのチェックもでき、サイトに直結して買い物ができる仕組みも構築していた。

　自前の通販と店舗、外部ＥＣサイトなどの販売チャネルを持つ同社は今後、時代に合わせた多様な方法で、ＥＣサイトやアプリ、直営ストア、ＳＮＳなどをメーンに顧客とのコミュニケーションを図っていく。すべての女性に「元気・ハッピィ・セクシー」を届け、一層の商品開発の強化、サービスの利便性の向上、顧客接点の最適化を進めていく方針という。