2019.07.31 通販支援
AIで楽天市場の出品商品を自動でタグ登録!LISUTOが新サービス
LISUTO(株)は8月1日、楽天市場出品時のタグ登録をAIで自動化する新サービス「AIタッガー」の個別提供を開始する。「AIタッガー」を活用することによりIDの登録作業にかかる時間が短縮され、コンバージョン率と売り上げ拡大にもつながる。
自動登録で1000商品のタグ登録が約5分
「AIタッガー」は、ECモールで商品を出品する際に行う商品のタグID登録を自動で行うことができるサービス。ECに特化した独自開発によるAI機能を搭載し、自動でタグIDを登録することができる。
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具体的な操作方法としては、
(1)出品商品情報のCSVファイルをアップロード
(2)商品説明分の列など商品の特徴情報を盛り込んでいる箇所を指定
の2つだけで、楽天市場のタグ情報をCSVファイル上に付与する。仕組みとしては、AIが文字情報を解析して、その商品に最適な楽天市場のタグを付与する。
写真左がAIによる解析のもととなる商品情報、
写真右が商品情報から解析された楽天市場のタグ情報
AIによる作業のため、1000商品分のタグ登録が約5分で可能となる。人力では対応しきれない処理を高速で行える。
利用料金は、初期費用が2万5000円。月額利用料1万5000円~。年間販売目標は300ユーザー。対応ECモールは楽天市場以外にも順次追加を予定している。
タグの仕様変更にも素早く対応
同社は「AIタッガー」を開発した背景について「ECモール内ではタグID登録をしていないと絞り込み検索に反映されないため、ユーザーが本当に必要な情報に出会えず、事業者側にとっても販売機会を逃してしまうといった課題があった」と説明。楽天市場の場合、約3カ月ごとに変更ECモール側がタグ登録の仕様を変更するが、その際に最新の仕様に登録し直すメンテナンス作業が必要となり、商品を出品する側にとって負担となっていたという。
同社では今後、画像解析によってタグ情報を抽出する機能や、楽天市場以外のモールのタグ情報付与も簡単にできるシステムを開発・提供検討する予定もあるとしている。