2019.07.11 通販支援
日本郵便とメルカリが実証実験、売れた商品を「はこぽす」から発送
(株)メルカリと日本郵便(株)は10日、フリマアプリ「メルカリ」で売れた商品を郵便局や駅などに設置されたロッカー「はこぽす」から発送できるようにする実証実験を、首都圏4カ所で開始する。
人手不足が深刻化する中、顧客対応に要するオペレーション負荷を軽減するため、無人で荷物を発送できる仕組みが求められている。そこで両社は、商品の受け取りに加えて、売れた商品を「はこぽす」から発送する新たな仕組みを整え、実証実験を行う運びとなった。
千葉の「はこぽす」では24時間対応
実証実験の対象となる「はこぽす」の設置場所は、千葉県の八千代郵便局・JR東日本新松戸駅(24時間可)、埼玉県のJR東日本南与野駅(初電~終電まで)、東京都のローソンゲートシティ大崎アトリウム店(午前7時~22時)の4カ所。
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日本郵便とメルカリでは、17年6月からフリマアプリ「メルカリ」の配送サービス「ゆうゆうメルカリ便」の提供を開始。「ゆうゆうメルカリ便」では、発送時に2次元コードを使用することにより、伝票を記入するすることなく、出品者・購入者ともに住所・氏名などを開示せずに発送できる。また、日本郵便が提供する「はこぽす」は、全国約653カ所に設置されており、「メルカリ」を含むインターネット通販サイト・フリマアプリなどで購入した商品の受取場所として利用できる。
手続きはアプリ上で、住所・氏名などは記入不要
「はこぽす」からの発送方法は次の通り。
- 「メルカリ」のアプリ上で、出品する際の配送方法に「ゆうゆうメルカリ便」を指定
- 出品する内容に応じて「ゆうパケット」または「ゆうパック」を選択
- 取引成立後、発送可能な「はこぽす」に発送する荷物を持ち込む
- 「はこぽす」本体の画面で「荷物の発送」を選択
- 「郵便局用2次元コード」をリーダーにかざすと伝票が出力される
- 出力された伝票を荷物に貼り、画面の案内に沿って荷物を入れる