2018.09.03 通販支援
置き配バッグの利用で再配達率が「59%→16%」に改善
Yper(株)が8月31日に発表したアプリ連動型置き配バッグ『OKIPPA(オキッパ)』の実証実験(実施期間7月7日~8月11日)結果によると、置き配バッグの利用で再配達率が約43%減少したことがわかった。
100世帯に置き配バッグ『OKIPPA』を配布
『OKIPPA』は、Yperと(株)マーナが共同開発した、宅配物を収納する “置き配”専用のバッグ。実証実験では、Twitterで公募した都内在住の100世帯に『OKIPPA』を配布し、再配達率の変化などについて検証した。
参加者の年代は30~40代が中心で、男性44%、女性56%。住居形態の6割以上が集合住宅だった。なお、参加者へのアンケートは実験期間中、1週間ごとに実施している。
参加者の約6割は週1回以上ECサイトで買い物をするヘビーユーザーで、『OKIPPA』利用前の再配達率は59.2%だった。再配達率は『OKIPPA』利用直後から20%台にまで削減され、最終的に15.9%と開始前と比べて約43%減少した。
参加者が『OKIPPA』で受け取った荷物数の合計は337個(週平均67個・平均有効回答数70)。利用したECサイトの内訳は、ECモールでは『OKIPPA』アプリが連携可能な「Amazon」「楽天」、配送業者は「ヤマト運輸」と「Amazonデリバリープロバイダ」が多かった。
全体の9割「荷物待ちのストレス減少」「再配達依頼の手間が省ける」
実験後のアンケートで「荷物待ちに費やす時間がどれぐらい減少したか」を聞いたところ、「1時間~3時間」(35%)、「半日」(24%)、「1時間以内」(21%)と答えた人が多数を占め、「(利用以前と)変わらない」と答えたのはわずか1%だった。中でも1時間未満と回答した参加者の多くは、普段コンビニ受け取りを利用している層だったことから、「コンビニへ行くための準備や移動時間がなくなった」との回答が目立った。また、全体の9割が「荷物待ちストレスや再配達を依頼する手間が省けた」と答え、食事やお風呂の時間を邪魔されなくなったことをメリットとして挙げた。
今回の実験を通して、同社では「製品面・運用面での課題についても把握できた」とし、9月中旬に予約者に発送する製品版に反映する。さらに現在開発中のオートロックマンション向けの『OKIPPA』についても、近日中に都内で実証実験を行いたいとしている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【楽天市場】RPP広告チェックリスト2025
-
2
AIタッガー for Yahoo!|検索エンジンを味方に、見つかる力を最大化
-
3
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
4
【Amazon】運用ガイド:サムネイル作成時のポイント解説
-
5
AIタッガー for 楽天市場|検索エンジンを味方に、見つかる力を最大化
ニュースランキング
-
1
【7月11日10時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
ECでも「推し活」が人気、ヒット商品やギフト需要も
-
3
「Qoo10」、6月のデビュー商品トップ5発表…第1位に「コラーゲンリップガラスバーム」
-
4
TBSショッピング、ふるさと納税サービス事業に参入…「ふるさとプレミアム」と連携
-
5
日本通信販売協会など5団体、「機能性表示食品公正競争規約」策定へ準備室を設置