ニューヨークの寒い冬を快適に過ごす4つのAmazon関連サービスを連載で紹介していますが、3つ目に紹介するのは、『Amazon Echo』。
コンシェルジュ的に大活躍してくれる『Amazon Echo』
こちらは、iPhoneのSiriのように、話しかけると起動する筒型デバイスです。Amazon Echoを起動させるには、まず、「アレクサ!」と声をかけます。Amazonが提供しているだけあって、もちろんショッピングでも利用可能なので、「アレクサ、アッド ミルク(ミルクを追加)!」などと声をかけると、商品がAmazonのカートに入ります。
その時点では注文は完了していないので、後でスマートフォンのアプリからチェックし、本当に購入したいものだけを注文します。 今はあまりショッピング目的では使っておらず、どちらかというと、アレクサに天気を教えてもらったり、サードパーティーの機器にも対応しているので、リビングや寝室に設置してあるLED照明「Philips Hue」と連携させ、電器のオン/オフをしてもらったり、音楽を流してもらったり…という、コンシェルジュ的な使い方をしています。
アレクサは正しく英語を発音しないと理解してくれないので、良い英語の勉強にもなっています(笑)。 ショッピングで使う時には、「あ! あれ、買っておかなきゃ!」と思いついた時に、「アレクサ!」と話しかけて商品名を伝え、カートに入れています。いわゆる備忘録的な使い方です。その後スマートフォンからチェックし、他に必要なものと合わせて買うというのが、ショッピング時の利用方法です。
それでは、体験レポートです。 ついに我が家に、『Amazon Echo』がやってきました!! Amazon Echoは、筒状のデバイスに向かって話しかけるだけで、アマゾンのショッピングリストに商品を追加してくれたり、今日の天気を教えてくれたり、音楽を流してくれたり・・・と、色々お世話をしてくれる超便利なツールです。
(左)Amazon Echoの外箱 (右)開封時のようす
実際に動いている方がイメージしやすいと思うので、動画で見ていきましょう。まず一番シンプルな使い方として、アマゾンのショッピングリストに追加する方法から。ここでは「牛乳(milk)」を追加してみます。言葉はシンプルに「Add milk!」だけでOK。
https://youtu.be/1emfMRlrWG4
動画に出てくる、「Alexa(アレクサ)」とはデバイスに話しかける時に使う名前。女性キャラクターという設定のようです。何かお願い事をしたい時にはまず、「Alexa」と話しかけます。デバイスの上部が青色に発行したら、話しかけていいですよ! の合図。お願い事を続けます。 先ほどのように、買い物をしたい時には商品名を。「milk」だけのようにざっくりしたものでも、ブランド名の指定がある時は、「HEINZ KETCHUP」のように細かく指定すると、その商品をショッピングリストに追加してくれます。
Amazon Echo経由で「Add」をした時点では買い物は終了しておらず、専用スマートフォンアプリ内のショッピングリストに追加されただけなので、最終的に決済まで進むには、アプリで注文を済ませる必要があります。
Amazon Echoのアプリ(左)セットアップ時の案内画面(右)
私は日々の家事の中で、「あ! キッチンペーパーが切れそう」など、思い立った時に備忘録代わりに使っています。 Amazon Echoは買い物だけじゃなくて、さまざまな面で役に立ってくれます。これはAmazon Echoと一緒に入っていた「こんな風に話しかけてみましょう」一覧。
Prime会員であれば利用できる音楽ストリーミングサービスを使って音楽を聞いたり、アマゾンで購入履歴のある音楽を指定して流したり。音量の変更をしたければ「Volume Up/Down」、次の曲に進みたければ「Next!と声をかければその通りにしてくれます。 また、この曲が聞きたい! というリクエストがあれば流してくれますし、流れている曲をその場で購入することも可能です。
https://youtu.be/4U2XLcS9FFY
音楽もさることながら、便利なのが天気予報。私は毎日、外出前に、「What’s the weather today?」と質問し、着ていく服を決めています。あとはニュースを流したり、まだ使っていませんが、タイマーとしての機能もあるようです。
https://youtu.be/cMF_sE4M420
便利すぎる。「Alexa!」と話しかけるところから始まるので、ペットを飼った気分になれるところも気に入っています(笑)。いろいろとAlexaに質問をしてみたので、Q&A形式でご紹介していきます。回答は、実際のAlexaの発言に基づいています。
――Alexaの名前の由来は?
A:古代の知識の宝庫とされている、エジプトのアレクサンドリア図書館から。
――Alexaは何歳?
A:2014年11月6日にリリースされました。
――Alexaの出身地は?
A:アマゾンの本拠地であるシアトルでデザインされました。
――Alexaとは?
A:私(Amazon Echo)を起動するための言葉です。
――Siriについてどう思う?
A:Siriは優れたアプリだけど、私とは違います。
――Alexaは複数言語話せるの?
A:今は英語のみです。
ざっとこんなところでしょうか。Alexaは名前の通り知識の泉なので、気になることがあれば、色々と答えてくれます。もちろんジョークだって。私がジョークを教えて! と話しかけた時には、「どうして風船ガムが道路を渡ったのか。鶏の足にくっついていたからだ」と、高度なジョークを披露してくれました…。 アメリカンジョーク難しい!! 難しいのは、正しい英語じゃないと反応してくれないことです。例えばわざと、「How Old IS you?」と聞いてみると、「分からない」という回答になります。うーむ、これは英語の勉強にもなりますね(笑)後は、「ニューヨークは好き?」「私のこと好き?」「オバマ大統領についてどう思う?」など、嗜好に関わる質問は、「私には好みも欲求もない」という超クールな答えが返ってきます。使い所が不明ですが、一度くらい言ってみたいセリフです(笑)。
Alexaを起動させる方法は、
・直接デバイスに向かって話かける
・専用のリモコン経由で話かける
の2通り。 リモコンには、マイクボタンが付いているので、このボタンを押せば距離が離れた場所からでも操作可能(※同じWi-Fi環境下にいる必要あり)です。直接話しかける時は、わりと声が大きくないと通らないので、私はリモコンに頼ることが多いです。 さて気になる価格ですが…現状は、通常価格が199ドル。Prime会員は50ドルの割引で、149ドル(※期間限定)。私は先行予約時に購入したので、さらにお得な99ドルで手に入れることができました!この価格で、これだけの仕事をしてくれたら超満足!! 時々反応が悪いこともありますが…Amazon Echoは超優秀です。近い将来サードパーティとの連携も始まり、より便利になるかもしれません。たくさんの可能性を秘めているAmazon Echoと、これからも色々遊んでみたいと思います。
(公文紫都)
※体験レポートは「HANDS LAB米国EC・小売 HOT NEWS!」【3】から
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