2026.03.12 ECモール
eBay日本セラーのGMV、前年比二桁成長を達成
イーベイ・ジャパンは3月9日、2025年の越境EC年間レポートを公開した。米国のデミニミス・ルール撤廃を受け、日本セラーの販路が欧州・豪州・アジアへと拡大。取引額(GMV)は前年比で二桁成長を達成した。
米国向けにDDP(関税込み配送)を必須化
昨年8月、米国で800ドル以下の輸入品への関税免除措置(デミニミス・ルール)が撤廃された。撤廃後は関税への不安から購入を控える動きや、取引途中のキャンセルが増加した。
イーベイ・ジャパンはこれを受け、米国向け取引でDDPの必須化へ方針を転換した。購入時点で支払い総額が確定する仕組みで、買い手の不安解消を図った。また、真贋保証サービスを全セラーへ無料開放した。
岡田代表は当日の説明会でこう振り返った。「過酷な2025年だったが、結果として日本は伸びた。日本セラーのレジリエンスの高さがeBayの中で評価されている」。
販売先は米国以外にも広がった。もともと北米(米国・カナダ)が全体の約7割を占めていたが、昨年1年で6割へ減少。ヨーロッパの比率が大きく伸びた。岡田代表は「eBaymag(多国展開ツール)を積極的に展開し、英国・オーストラリアへの販売機会が広がった」と述べた。
トレーディングカードが前年比1.74倍、カメラは40倍超
2025年の取引額カテゴリーランキングは、レディースアパレル&バッグが首位。時計・パーツが2位に続いた。トレーディングカードは前年比約1.74倍と急伸し、4位から3位へ上昇した。ポケモンカードが全体を牽引し、「ロケット団の栄光」などの新弾ボックスが売上を押し上げた。
カメラ全般は前年比40倍超を記録した。DJIのドローンカメラへの需要が急増し、SNS・動画配信市場の拡大が背景にある。TikTokでは「#japaneseebay」が急上昇し、海外Z世代からの注目も集まった。
2026年の重点施策として、eBaymag活用による多国展開、配送管理システムとのAPI連携によるDX化支援、eBay Liveを活用したライブコマース強化の3点を掲げている。
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