2024.02.20 行政情報
少しの飲酒でも胃がんのリスク上昇 厚労省がGL公表…酒類の店舗・ネット販売に影響も
厚生労働省は2月19日、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表した。わずかな量の飲酒であっても、男性の食道がんや胃がん、女性の脳卒中などの発症リスクを上げるという研究結果を紹介し、健康のために飲酒量を控えるよう呼びかけている。一般消費者にインパクトを与える内容となっていることから、酒類の店舗販売やインターネット通販へも影響を及ぼしそうだ。

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大腸がんの発症リスクは男女とも1日20g
ガイドラインは飲酒量と健康について、これまでの研究結果に基づいて、疾病ごとの発症リスクが上昇する飲酒量(純アルコール量)をまとめた。
日本人の場合、脳梗塞の発症リスクは男性が1日あたり40g、女性が11g。大腸がんは男性・女性ともに20g、肝がんは男性が60g、女性が20gとされている。男性の前立腺がんは20g、女性の乳がんは14gで発症リスクがある。
男性の食道がんと胃がん、女性の出血性脳卒中については、わずかな量の飲酒であっても発症リスクが生じると報告している。
飲酒後の入浴にも注意が必要
健康に配慮した飲酒方法として、飲酒状況を把握し、あらかじめ量を決めて飲酒することを挙げた。また、飲酒前・飲酒中に食事を摂ると、血中のアルコール濃度の上昇を抑え、酔いにくくする効果があるとアドバイス。飲酒の合間に水や炭酸水を飲み、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにすることも推奨している。
一方、短時間で多量のアルコールを摂取すると、さまざまな疾患の発症や急性アルコール中毒を引き起こす可能性がある。不安や不眠を解消するための飲酒や、服薬後の飲酒も避けることが必要と指摘。また、飲酒中・飲酒後の運動や入浴は、心筋梗塞などを引き起こす恐れがあると注意を呼びかけた。
同省では、生活習慣病のリスクを高める量(1日あたりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上)を飲酒している人の割合を男性13.0%、女性6.4%まで減少させることを目標に据えている。
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