2023.10.03 行政情報
初となる「心血管疾患」リスク低減のトクホを答申、新たな市場形成へ前進
消費者委員会は3日、「心血管疾患」のリスク低減を表示できる特定保健用食品(トクホ)1件について、消費者庁に対し、トクホとして認める旨を答申したと発表した。答申は2日付。今後は消費者庁が許可を出し、新たなトクホ市場の形成へ動き出すとみられる。

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マルハニチロ「DHA 入りリサーラソーセージω」が第1号
答申されたのは、マルハニチロ(株)が申請した「DHA 入りリサーラソーセージω」。関与成分としてDHA・EPAを配合している。商品パッケージに、「この食品はドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含みます。日頃の運動とDHA及びEPAを含む健康的な食事は、将来、心血管疾患になるリスクを低減する可能性があります」と表示できる。
消費者庁は2月14日、初となる個別評価型のトクホ(疾病リスク低減表示)の許可に向けて、「心血管疾患」「メタボリックシンドローム」「2型糖尿病」のリスク低減を表示する3商品について、消費者委員会に諮問した。
その後、消費者委員会では新開発食品調査部会と新開発食品評価第一調査会で議論を重ねてきた。その結果、一番乗りを果たしのが、マルハニチロの同商品で、消費者庁から許可されれば、心血管疾患のリスク低減を表示できるトクホが誕生する。
予想される申請企業の増加
消費者庁は2024年度予算案で、トクホの審査体制を強化するために2人の増員を要求。これは、個別評価型のトクホ(疾病リスク低減表示)の申請が増加することを想定した措置だ。機能性表示食品の届出が7500件を突破し、差別化が困難となる中、大手企業を中心に個別評価型のトクホ(疾病リスク低減表示)に食指が動くと予想される。
(木村 祐作)
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