2023.06.15 通販会社
「D2Cの会 フォーラム2023」開催、通販大手3社のトップがしくじり体験披露も
D2C事業の経営者やマーケッターが参加する「D2Cの会 フォーラム2023」(主催:(株)売れるネット広告社)が15日、都内ホテルで開かれ、多数の業界関係者がD2C事業者の成功事例や、売上アップにつながる知識・ノウハウを公開した。

売れるネット広告社・加藤公一レオ社長
売れるネット広告社・加藤公一レオ社長
売れるネット広告社・加藤社長、申し込みフォーム一体型アンケートLPを推奨
『ともにD2Cの成功ノウハウを学び、ともにD2Cの売上を劇的にアップする未来を創る』をテーマに、約300人の業界関係者が参加した。
オープニングセッションとして、(株)売れるネット広告社の加藤公一レオ社長が、最新のマーケティング手法を解説した。
加藤社長は「伸びているのは2ステップマーケティングを行う企業」とし、売上を伸ばすために、ランディングページ(LP)をアンケートLPにすることが重要と強調した。「4問に答えると、〇〇を差し上げます」といった上から目線のアンケートLPに対し、消費者の反応は良く、コンバージョン率は約2倍に伸びるという。
加えて、アンケートLPを申し込みフォーム一体型にすると、コンバージョン率がさらに向上すると説明した。
キーノートセッション「D2C業界のしくじり先生」の様子
やずや、オルビス、北の達人のトップが語る失敗とは?
キーノートセッション「D2C業界のしくじり先生」では、(株)やずやの矢頭徹社長、オルビス(株)の小林琢磨社長、(株)北の達人コーポレーションの木下勝寿社長の3人がしくじり経験を語り合った。
オルビスの小林社長は、データ分析に溺れた失敗談を紹介。膨大なデータから様々な発見ができると考え、データを掘り続けた時期があったが、「大した成果が出なった。しょせんデータは過去のもの。相関関係を追い続けたものの、因果関係は見つけられなかった」と話した。
北の達人コーポレーションの木下社長は、アバウトなLTV計測によって赤字を出したエピソードを披露。商品のLTVを計測し、上限CPOを設定した上で集客を最大化させたが、売上は拡大しなかった。「詳細を調べると、広告媒体ごとにLTVが違い、LTVの低い媒体でばかり集客していたことがわかった」。そこで、広告媒体ごとにLTVを計測し、上限CPOも広告媒体ごとに設定したことで改善できたという。
やずやの矢頭社長は、過去に広告で行政処分を受けた体験談を語り、「売上が落ちたことよりも、社員がお客様から怒られることがつらかった」と振り返った。その際、真摯に対応したことで顧客は離れなかったという。参加者に向けて、「通販は(何年経験しても)わからないことが楽しい。議論を続けることが大事」とアドバイスした。
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