2023.05.31 行政情報
成人年齢引き下げから1年、22年度は18・19歳の消費者トラブルが増加
昨年4月1日の成人年齢引き下げから1年が経過したことを受けて、(独)国民生活センターは31日、2022年度の18・19歳の消費者トラブル状況を取りまとめた。

国民生活センターによる記者説明(31日午後、東京・品川)
国民生活センターによる記者説明(31日午後、東京・品川)
脱毛エステ、内職・副業、医療サービスなどで増加
18・19歳の消費者相談件数は2021年度が8536件だったが、22年度には9907件に増加。同センターは「脱毛エステの相談が増加したことに加え、18・19歳による契約が増加した可能性もある」(相談情報部)と説明している。
商品・サービス別で見ると、トップ3は脱毛エステ、商品一般、出会い系サイト・アプリの順。4位以下に内職・副業、賃貸アパート、健康食品、医療サービスなどが続いた。
このうち、21年度から大きく増加したのは、脱毛エステ、内職・副業、医療サービスなどだった。
美容関連のトラブル増が顕著に、健康食品は減少
脱毛エステについては、複数のエステ事業者の倒産などが影響した。女性が多いが、男性からの相談も寄せられている。「体験で店舗へ行ったところ、全身脱毛の説明をしつこくされて契約してしまった」、「契約したサロンが倒産したが、請求が続いている」といった相談が見られた。
内職・副業では、主に転売ビジネスやアフィリエイト内職に関する相談が目立つ。インターネット検索やSNS広告をきっかけに、副業サイトに登録しているケースが多いという。相談内容は「簡単に稼げるという広告を見て登録したところ、高額なサポートプランを勧誘された」など。
医療サービスも脱毛に関する相談が多く、18・19歳では美容への関心が高い様子がうかがえた。
一方、健康食品の相談件数は減少。「お試しと思ってインターネットでダイエットサプリを注文したところ、定期購入だった」という、定期購入に関する相談が目立った。
契約・購入金額の平均は、21年度の17万4451円から22年度には23万5958円に増加。「エステの増加が背景にある」(同)という。
既に支払ってしまった平均金額は、前年とほぼ同様の8万5324円だった。
同センターは18・19歳の若年層に向けて、「お試し価格、無料体験、モニターなど、安さや気軽さを強調した広告に注意してほしい」とアドバイスしている。
(木村 祐作)
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