2023.03.23 調査・統計
3Dセキュア2.0義務化、「賛成」のEC事業者は15%…導入に不安も
クレジットカードの不正利用対策へ向けたソリューションを提供する(株)アクルが22日発表した『EMV3Dセキュア(2.0)導入義務化に関するEC担当者の意識調査』によると、導入しているEC事業者は調査対象の33.3%。義務化するべきと考えているEC事業者は15%と、導入に不安を抱いているEC事業者が多いことが明らかになった。

EMV3Dセキュア(2.0)は導入していますか?
EMV3Dセキュア(2.0)は導入していますか?
「導入済み」は33.3%
EMV3Dセキュア(2.0)は、クレジットカードをオンラインで利用する際に、本人の利用であるかどうかを確認する認証システム。経済産業省は1月、2024年度末を期限とし、国内のEC事業者の決済の仕組みに、ワンタイムパスワードや生体認証などの導入を義務付ける方針を示した。キャッシュレスの拡大に向け、安心して使える環境を整えるための対応だ。
調査は2月。アクルが提供する不正検知・認証システム「ASUKA」を利用するEC事業者の不正対策に携わる担当者にアンケートした。それによると、経産省が義務化を検討していることについて、「知っている」は76%に及んでいた。また、33.3%が「導入済み」で、「導入していない」が37.3%、「予定はない」が4.0%だった。
義務化については、「導入にかかるECサイト側の負担を考えているのか不安」「導入によるカゴ落ちの実態が見えないので不安」「導入したいECサイトのみが導入すればいい」が、それぞれ19%。「義務化するべき」は15%だった。
EMV3Dセキュア(2.0)を導入した(導入する)理由を教えてください
未導入の理由は「カゴ落ちを懸念」がトップ
導入した(導入する)理由には、「不正利用を減らすため」(34%)、「チャージバックを減らすため」(33%)が多く、「不正対策に関する運用工数を削減するため」(11%)、「クレジットマスター・大量アタック対策のため」(10%)などが続いていた。
EMV3Dセキュア(2.0)と不正検知・認証システム「ASUKA」(属性行動分析)を併用している理由で最も多かったのは「EMV3Dセキュア(2.0)だけだと不正対策が不十分と感じているため」の44%だった。
導入していない理由は「カゴ落ちを懸念しているため」(36%)、「ASUKAで不正利用を抑えられているため」(20%)、「開発費用がかかるため」(20%)などが挙がっていた。
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