2023.03.06 調査・統計
「出版物の紙が値上がりした」は52%、対策で「広告料金を上げる」が12%に
紙媒体広告業の(株)インターカラーがこのほど発表した『紙の値上げの状況と紙媒体広告への影響調査』の結果によると、紙代の値上がりが出版業に「影響したと思う」という回答は2022年が67.6%で、23年に「影響すると思う」とした回答は73.7%に上っていた。

紙の値上げに対する対策
紙の値上げに対する対策
平均値上がり率は17.8%
調査は2月16日~20日、新聞・雑誌・フリーペーパーの執筆・編集、出版・発行、印刷・製本に携わる全国の男女327人に聞いた。
それによると22年以降、自社の出版・発行物で「紙代の値上げがあった」のは52.2%で、最多は「3回以上あった」(22.9%)。回答者の平均の値上がり率は24.3%となっていた。23年は、44.0%が値上げの予定が「あると聞いている」、その平均値上がり率は17.8%だった。
22年の紙代上昇が「大きく影響したと思う」は38%
22年の紙代上昇は、「大きく影響したと思う」(38.2%)、「少し影響したと思う」(29.4%)となり、合わせると67.6%に上っていた。「出版・発行部のページ数が減った」「値段が上がった」「業務量が増えた」「取材費や人件費が減った」「売り上げが落ちた」などだ。
また、23年の紙代上昇は、「大きく影響すると思う」(44.3%)、「少し影響すると思う(29.4%)となり、合わせると73.7%になっていた。
値上げへの対策は「出版・発行物の値段を挙げる」が35%で最多
値上げへの対策(複数回答)は、「出版・発行物の値段を挙げる」(35.8%)が最多。「制作費(原稿料、取材費など)を削減する」(22.9%)などが続いたが、「広告料金を上げる」「広告スペースを増やす」はそれぞれ12.2%、8.6%に留まっていた。
「広告料金を上げる」「広告スペースを増やす」を選択しなかった理由(複数回答)は、最も多かったのが「紙媒体は広告費が高いイメージがあり、敬遠されてしまうから」(35.3%)。次いで「新しい広告主を探すリソース(人員、費用、時間、ノウハウ)が不足しているから」(31.3%)、「広告の費用対効果が薄いと、すぐに広告を打ち切られてしまうから」(27.2%)となっていた。
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