2022.10.03 調査・統計
夏休みを狙った詐欺サイトが急増、三菱UFJニコスの検知数が2倍に
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)がこのほど公表した、詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」による8月の「詐欺リポート」によると、三菱UFJニコスカードのフィッシング詐欺の報告数が前月比で2倍。ブランドランキングの80%を占める急増ぶりとなった。

フィッシング詐欺サイトの報告数が過去最高に
8月の詐欺サイト検知数は464万3735件。7月と比較すると23万8815件増加した。フィッシング詐欺サイトの報告数は前月比で約2倍となり、過去最高を更新。お盆や夏休みを狙ったとみられる詐欺サイトの上昇も目立った。
ブランドランキングでは、1位が「三菱UFJニコス」、2位が「三井住友カード」と続き、3位「au」、4位「Amazon」、5位「イオンカード」となった。三菱UFJニコスカードの報告数が倍増し、80%を占める結果となった。7月から増加傾向で、URLの構造は1つのドメインで複数のサブドメインのサイトが作られており、効率的にフィッシングサイトを作成している傾向が見られる。
「ETC利用照会サービス」などの外出需要サービスの詐欺サイトが拡大
8月は、夏休みの旅行や外出需要と考えられる「ETC利用照会サービス」(6位)、「えきねっと」(8位)がランクイン。また、新しくトヨタファイナンスのクレジットカード「TS CUBIC CARD_MY TS3」(10位)のフィッシング詐欺サイトが急上昇した。ドライバーへのサポートやガソリン割引、国内のレンタカー優待など、さまざまな特典がついており、夏休みの旅行・レンタカー需要などを狙って増加したことも想定される。
日本郵政の偽アプリをインストールさせる詐欺サイトも上昇
さらに、日本郵政をかたり偽のアプリをインストールさせる詐欺サイトが上昇。先月から今月にかけては、国税庁関連のフィッシングサイトも多数登場した。ランキングには入らなかったが、9月にかけて数多くのURLが報告されており、9月にはランキング入りが予想される。
カテゴリー別の構成比では、8月もクレジットカードのフィッシング詐欺サイトの割合が増加しており、91%と7月の過去最高を更新した。
三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数も8月~9月にかけて急上昇。最近はクレジットカードのログイン情報を狙ったフィッシング詐欺サイトが主流で、銀行系のフィッシングサイトの報告数は減少傾向にあったが、昨今のクレジットカード会社のフィッシングサイトが話題となり、ユーザーの警戒心が高まったため、犯罪者がターゲットを変えている可能性もある。今後も銀行系のフィッシング詐欺サイトが増える可能性もあり、注意が必要としている。
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