2022.09.29 調査・統計
SDGsの評価ランク、飲料・食品1位はサントリー…上昇1位はヤクルト
(株)ブランド総合研究所が28日発表した『SDGs評価が高い企業ランキング(飲料・食品)』によると、調査した260社のうち1位になったのは「サントリー」。また、前年調査からアップした上昇率1位は「ヤクルト」となった。


上位50位に飲料・食品企業が17社
第3回「企業版SDGs調査」の一環として7月27日~30日に調査し、有効回答数は20歳以上の男女計2万2554人。ランキングは、各社のSDGsへの取り組みや17ゴール別、ESG(環境・社会・ガバナンス)活動への評価などについての結果を加重平均し、算出した。
「飲料・食品」の業種グループはSDGs評価が高い企業が多い。260社のうち、上位50位以内に飲料・食品業種に属する企業は3分の1にあたる17社が入っていた。
同業種グループの中で最も評価が高かったのは「サントリー」で、260社全体では5位。「水と生きる」を企業理念としているだけあって、17のゴール別評価の「6.安全な水とトイレを世界中に」では260社中3位となっていた。
アサヒビールが大幅アップで2位に
2位は「アサヒビール」で、前年の23位(210社中)から9位(260社中)と大幅にランクアップ。ESG項目で、「商品やサービスが信頼できる」が260社中で3位と高かった。
この項目で全企業中の1位は「日清食品」。同社のSDGs評価は前年が業界2位だったが、今回は6位にダウン。NHKドラマ「まんぷく」での効果が弱まってきている可能性がある。同項目の2位は「カゴメ」(飲料・食品業種では4位)で、日本の食品に対して、消費者からの信頼はかなり高いことが分かる。
ヤクルト、消費者の健康につながる研究・商品が寄与
3位になったのは「ヤクルト」。前年度も調査対象だった210社のうち、前年からの伸びが最も大きかった。同社を「SDGsに本格的に取り組んでいる」と評価した人は10.9%で、前年の7.4%から増加。対象企業全体での順位も58位から11位へとランクアップしている。
21年に発売した乳酸菌飲料「Y1000」は、売り切れ続出の人気ぶり。乳酸菌によるストレス緩和などの効果を前面に打ち出した商品で、こうした消費者の健康につながる研究や商品が、その企業のSDGsイメージを大きく引き上げることにつながったと思われる。
5位は「味の素AGF」。同社は徳之島でコーヒー生産支援プロジェクトを展開しているほか、バリューチェーン全体で持続可能な原料調達に取り組んでいる。そのほか、飲料・食品では伊藤園、キユーピー、キリンビール、ハウス食品、味の素、雪印メグミルク、日本コカ・コーラ、サッポロビール、森永製薬などが上位にランクインしていた。
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