2022.09.16 調査・統計
サステナブルな購買行動、若者・シニア層が積極的…ミドル層は意識低め
(株)博報堂の「博報堂SDGsプロジェクト」が15日発表した『生活者のサステナブル購買行動調査2022』によると、SDGsの認知率は全体で8割に及び、9割超えとなった10代は、前回調査から20pt以上上昇していた。一方、ミドル層のサステナブルな購買意識は低調?

買い物で環境・社会に与える影響を意識している1位はシニア層
同様の調査は3回目。直近2~3か月に食品や飲料、日用品、衣料品などを購入した全国の16歳~79歳の男女5158人を対象に3月に聴取した。結果からは、サステナブルな購買行動や社会行動に取り組んでいる若年層・シニア層と、意識低めのミドル層の姿が見えてきた。
それによると、SDGsについて「内容を知っている(よく知っている+ある程度知っている)」は、21年1月調査の28.8%から50.5%に、「名前を聞いたことがある」まで含めると55%から80.8%に上昇していた。10代(16~19歳)が突出して高く、「内容を知っている」と答えた人は74.3%、「名前を聞いたことがある」まで含めると92.7%に上っていた。
買い物の際に環境・社会に与える影響をどの程度意識しているかを10点満点で聞いたところ、最も高かったのはシニア層で、70代が平均5.84点、60代が5.26点。10代も5.05点。同時に「まったく意識していない」割合も高く、意識が高い層と低い層で両極化の傾向がみられた。全年代の中で最も意識が低いのはミドル層で、30代4.74点、40代4.79点だった。
購買行動の実施率、70代が全般的に高い傾向に
サステナブルな購買行動の実施率でみると、70代が全般的に高く、特に「環境や社会に悪い影響を与える商品は買わない」(75.3%)、「環境や社会に悪い影響を与える企業の商品は買わない」(70.4%)などは全体より20pt近く高かった。一方で、30代~40代のサステナブルな購買意識は全般的に低い傾向を示していた。
「社会問題や環境問題には市民一人ひとりが解決に取り組むべきだ」(64.7%)、「いますぐ社会問題や環境問題に取り組まなければ手遅れになる」(64.6%)――。この気持ちは60代~70代で特に高く、危機感を持ち、社会・環境問題を「自分ごと」ととらえている様子がみられた。一方で20代~30代では、これらの項目は全体より10pt近く低かった。
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