2022.08.01 行政情報
ふるさと納税21年度寄付額は1.2倍の8302億円、北海道紋別市が1位に
総務省はこのほど、「ふるさと納税」による2021年度の寄付総額が前年度比1.2倍の8302億4000万円になったと発表した。寄付件数は同1.3倍の4447万3000件となり、いずれも過去最高を更新。寄付額が最も多かったのは北海道紋別市の約153億円で、上位5つの自治体のうち3つが北海道の市と町が占めていた。

総務省発表の「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和4年度実施)」から
総務省発表の「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和4年度実施)」から
コロナ禍に伴う巣ごもり需要などで寄付総額が拡大
寄付総額は5年前から約3倍に拡大。同省は、各自治体の積極的なPR活動とともに、コロナ禍に伴う巣ごもり需要が堅調だったことなどが、増加につながったとみている。ふるさと納税は、寄付額のうち2000円を超える分が住民税や所得税から控除される仕組みで、実質2000円で寄付先の自治体から、さまざまな「返礼品」が受け取れる。
21年度に寄付額が多かった自治体は、紋別市に続いて宮崎県都城市の146億円となり、前年度の1位と2位が逆転した。3位は北海道根室市の146億円、4位は同白糠町の125億円、大阪府泉佐野市が113億円で5位となった。
総務省発表の「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和4年度実施)」から
カニ・ホタテ・ウニなど海産物の返礼品が多い北海度の3市町が人気に
北海道の3市町は、カニやホタテ、ウニなど海産物の返礼品が多いのが特徴。都城市は牛肉などを返礼品にしている。一時、「制度の趣旨に反する方法で寄付金を募集した」との理由で、ふるさと納税制度から除外されたが、除外を取り消す最高裁判決を受けて復帰した泉佐野市は、地場産品の乏しさを工夫とアイデアで補い、高い人気を集めている。
住民がふるさと納税を使って他の自治体に寄付をすると、居住自治体に納める税金が控除されるが、この影響で22年度の税収が最も減るのは横浜市で230億円に達した。名古屋市(143億円)、大阪市(123億円)と続き、控除額が多い自治体の上位には道府県庁所在地や政令指定市、都内の大きな区が名を連ねている。
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