2022.06.17 調査・統計
SDGsの認知率は82%、女性や中高年で上昇…他人事として捉える傾向も
(株)クロス・マーケティングが16日発表した『SDGsに関する調査(2022年) 認知・興味関心編』によると、SDGsの認知度は浸透がうかがえるが、「17の目標」への認知に関しては低水準で推移。興味・関心や協力できそうなことがらも低い状況で、生活者にとってSDGsは、なかなか自分事として捉えられていないと推察できる様子が浮かび上がった。

SDGsの認知率、1年間で15ポイント上昇
15年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択されてから今年で7年目。全国の18歳~69歳の男女2500人を対象に6月1日~2日、SDGsの浸透状況について、昨年からの推移や認知経路、17の目標の興味や関心、協力意識などを聞いた。
それによると、SDGsの認知率(名称も内容も知っている+名称は聞いたことがある)は82%に上っていた。21年の調査では67%で、1年間で15pと上昇したことになる。認知者のうち「名称も内容も知っている」と答えた人は40%と昨年より6ポイント上昇。特に、女性や中高年の認知率の上昇幅が大きかった。
認知率は「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」「飢餓をゼロに」が高い傾向に
認知経路に関しては、「テレビ番組」「Webニュース・記事」「テレビCM」が上位。特に「Webニュース・記事」「新聞記事・広告/新聞の折込チラシ」「仕事・学校」による認知では、「名称だけ知っている」人に比べて。「名称も内容も知っている」人の割合が高めだった。
また、SDGsの「17の目標」で認知率が高かったのは、「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」「飢餓をゼロに」だった。昨年と比較した「目標」の認知率は、いずれも上昇しているが、「貧困をなくそう」(44%)以外は4割に満たず、小幅の上昇にとどまっていた。
SDGs認知者で、興味・関心のある目標は、「貧困をなくそう」(31%)、「すべての人に健康と福祉を」(30%)、「海の豊かさを守ろう」(29%)が上位で、すべて昨年より低下していた。一方、協力できそうな目標は「海の豊かさを守ろう」(16%)、「つくる責任つかう責任」(15%)、「ジェンダー平等を実現しよう」(14%)で、協力意識の低さが際立つ結果となった。
クロス・マーケティングは、「SDGs」という言葉は幅広い年代に浸透しているが、「17の目標」の認知は、上昇はしているものの低水準で推移していた。興味・関心や協力できそうなことがらは低いことから、生活者にとって「SDGs」は、単に知識として知ってはいるけれど、自分事として捉えられていないと推察される、と分析している。
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