2022.05.19 通販会社
千趣会1Qは赤字に転落、27億円の営業損失…システムトラブルの影響も
(株)千趣会がこのほど発表した2022年12月期第1四半期(1月~3月)連結決算は、売上高が120億900万円(前年同期は186億5500万円)、営業損失が27億9400万円(前年同期は3億8800万円の営業損失)、純損失が27億2800万円(前年同期は2億9000万円の親純損失)となった。

売上減とシステムトラブル対応費用の増加などで赤字を計上
通信販売事業の成長に伴い、基幹システムのリプレイスを実施した1月、稼働後にベルメゾンネットで正しく受付できない、予定どおりに商品を届けられないといった事態が発生。コールセンターへの問い合わせが集中するなど、影響が広範囲にわたり、通常の営業活動に支障をきたす状態となった。現在、システムについては概ね平常通りに稼働している。
事態の収束に向けて販売促進活動の一時停止などともに、中核事業である通信販売事業のベルメゾンの売上高が前年同期を大きく下回って推移。連結範囲から除外したブライダル事業の売上高が前年同期は含まれていたこともあり、売上高は大幅に下回った。利益面についても、売上高の減少とともに、トラブルへの対応費用の増加などで赤字を計上した。
通販事業は営業損失28億円
通信販売事業の売上高は103億900万円(前年同期は153億3700万円)、営業損失は28億7900万円(前年同期は5億3100万円の営業利益)となった。基幹システムのトラブル影響により、ベルメゾンの売上高が前年同期を大きく下回り、減収減益となった。
法人事業は、売上高は11億3100万円(前年同期は10億6500万円)、営業利益が5500万円(前年同期は1億900百万円の営業利益)となった。検査キットなどのコロナ関連商品のノベルティ利用が拡大し増収となったが、原価率が高い商品の販売量が増え 減益となった。
保険事業は、売上高が8700万円(前年同期は7100万円)、営業利益が2600万円(前年同期は1300万円の営業利益)となった。子育て支援事業、化粧品製造販売事業などの「その他の事業」は、売上高が4億8100万円(前年同期は4億4700万円)、営業利益が300万円(前年同期は300万円の営業利益)となった。
通販のデジタルシフト・収益構造の変革などで来期に黒字展開へ
基幹システムのリプレイスで生じたトラブル対応で、「未定」としていた今期の通期業績予想に関しては、売上高が前期比7.0%減となる690億円を見込んだほか、営業損失は42億円、純損失は40億円となる見通しを示した。
カタログ中心を見直し、SNSなどによる「通信販売事業のデジタルシフト」をはじめ、「収益構造の変革」「パートナー企業との共創」を集中的に進め、ビジネスモデルの転換を加速。これらの取り組みで、来期の黒字転換をめざす。
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