2022.03.11 調査・統計
EC企業のマーケ担当、73%が「CRMに注力」・78%が「新規獲得が困難」
通販システム開発などを手がける(株)東通メディアが10日発表した『CRMに関する意識調査』によると、7割を超えるEC企業が既存顧客のLTV最大化のために「CRMに注力したい」、約8割が「コロナ禍の影響で新規顧客の獲得が難しくなった」と答えていた。

新規獲得が困難になった理由1位は「消費行動の変化」
2月28日~3月1日に、EC・通販会社のマーケティング担当者102人に聞いた。それによると、78.5%が「コロナ禍で新規顧客の獲得が難しくなった」(非常にそう思う=30.5%、ややそう思う=48.0%)と回答。理由は、「消費行動の変化」が最多で52.5%。「リモートワークなどで担当者間の連携が難しく、PDCAが鈍化」が47.5%、「広告メディアの多様化でターゲットにリーチしにくくなった」が33.8%、「広告基準が厳しくなった」が32.5%などだった。
2022年のマーケティング戦略として「新規顧客の獲得」と「既存LTVの最大化」のどちらに、より注力していきたいか」という問いには、「新規顧客の獲得」が50.0%、「既存LTVの最大化」が33.3%という結果となった。
「新規顧客の獲得」の理由1位は「継続した売上成長を実現するため」
「新規顧客の獲得」の理由は、「継続した売上成長を実現するため」が70.6%、「リピーターの獲得が難しいため」が45.1%、「競争力を向上し、企業価値を高めるため」が45.1%。「既存LTVの最大化」の理由は、「競合が増え、新規獲得が難しいため」が58.8%、「安定した売上が見込めるため」が35.3%、「現状の売上の多くが既存顧客であるため」が32.4%。
「既存LTVの最大化」の回答者に、具体的なマーケティング戦略として「CRM」に注力していきたいと思うか」を聞いたところ、「非常にそう思う」が11.7%、「ややそう思う」が61.8%。.現状行っているCRM施策は、「メルマガ配信」が56.0%、「ステップメール配信」が48.0%、「DM発送」が32.0%という回答だった。
CRM施策の課題は「業務の時間がない」「施策が分からない」など
CRM施策に取り組む上での課題については、「新規顧客獲得やその他業務を兼任していて時間が取れていない」(40.0%)、「どのような施策を行えばよいのか分からない」(40.0%)、「顧客に合った施策かどうかが分からない」(32.0%)などが挙がっていた。
現状の顧客管理システムとCRMツールとの連携への課題は、「導入に手間と時間がかかる」(60.0%)、「どのようなツールと相性がいいのか分からない」(40.0%)、「連携コストが高い」(40.0%)という回答が得られた。
調査結果を受けて東通メディアは、22年の戦略として「既存LTVの最大化」が挙げられたが、そのためのCRM施策については、時間がとれなかったり、施策内容に悩んでいることも分かった。CRMツール導入を行っている企業もあまり多くなく、導入したとしても使いきれてない状況もあるようだ。既存顧客のTV最大化のためには、単にCRMツールを導入するだけでなく、CRM施策をサポートしてくれるパートナー企業の存在がカギになるとしている。
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