2021.10.07 ECモール
ヤフオク!、『購入者キャンセル』導入で、商品未着トラブルは約6割減少
ヤフー(株)が運営するネットオークションサービス「ヤフオク!」は、売買の際のコツや技を紹介する「YAHUOKU! TOPICS」で、6月から導入している『購入者キャンセル』をとり上げ、これまでの商品未着トラブルに対する対策と、安全安心の取り組みとしての『購入者キャンセル』について改めて紹介している。

決済から8日経過後以降の未配送で『購入者キャンセル』も
『購入者キャンセル』は、決済から8日経過しても出品者から商品の発送がない場合、購入者自身で取引をキャンセル(決済をキャンセル)できる仕組みだ。これにより、返金申請をした場合に比べ、返金までの時間が半分になった。
ヤフオク!は2018年3月に、購入者に商品が届いてから、初めて出品者に商品代金が支払われる「代金支払い管理サービス(エスクロー)」の仕組みを導入。商品が届かない場合は、支払いから8日後~12日後の期間に専用画面から返金申請をすることで、ヤフーの審査を経て商品代金が返金される。
受取連絡がなくても支払いから14日後に入稿へ
また、受取連絡がなくても、支払いから14日後に入金される仕組みにすることで、購入者が受取連絡を忘れてしまっているなどの場合でも出品者に商品代金が支払われ、購入者にとってだけでなく、出品者にとってもメリットのある仕組みになっている。
一方で、出品した商品が忘れたころに購入されるなどして、出品者が購入の通知に気づかず、結果として発送が行われないというケースもあった。これまでもあった返金申請では、申請してから実際に返金されるまで、最長で支払いから14日かかる。そこで、購入から8日以上経過しても出品者からの発送がない(発送連絡がない)場合には、購入者は取引画面から取引をキャンセルできるように改善した。これが『購入者キャンセル』だ。
出品者と購入者へのリマインド機能も強化
また、『購入者キャンセル』の導入と同時に、出品者と購入者、両者に向けたリマインド機能も強化。出品したことを忘れてしまったなどで一定期間発送がない出品者に対しては発送を促し、購入者に対しては『購入者キャンセル』が可能なことを通知している。結果として、導入以前と比べ、商品未着トラブルは約6割減少した。
手続きは、発送連絡がない商品の「取引ナビ」を開き、「支払いをキャンセルする」ボタンを押すだけ。ボタンが押せる期間は支払い後8~14日。また、「発送連絡はあったが、商品は届かない」という場合は、これまでの返金申請を利用。同じく「取引ナビ」を開き、「お問い合わせ・返金申請をする」のリンクから返金申請ができる。期間は支払いから8日後~12日後の間。
『購入者キャンセル』の導入で、未着トラブルの削減に一定の効果が見られたが、ヤフーによると、購入者からの申請や操作が必要なため、商品が未発送の場合には、申請がなくても一定期間経過後に自動で支払いをキャンセルする機能を検討中だ。さらに、現時点では対象外となっている自動車などの特定カテゴリの未着対策についても併せて検討するとしている。
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