2021.09.30 通販会社
ヒマラヤ期末は黒字に、大幅な業績改善…EC⇔店舗の相互送客策が奏功
ヒマラヤが29日発表した2021年8月期(2020年9月~21年8月)連結決算は、売上高が前期比7.6%増の621億3300万円、営業利益が20億2400万円(前期は4億8700万円の営業損失)、純利益は14億1200万円(前期は7億8900の純損失)となった。

純利益は過去最高を更新、ゴルフ・アウトドア商品が好調
コロナ禍の影響を受けながらも、売上高と営業利益は前期比で大幅な改善。純利益は過去最高益を更新した。新しい生活様式への親和性が高いとされるゴルフ、アウトドアが好調に推移。上半期には気温の低下や降雪に恵まれたことから、スキー・スノーボードなどへの需要回復の動きが顕著となった。
商品別では、一般スポーツ用品が前期比2.8%増、ゴルフ用品が同10.4%増、アウトドア用品が同19.1%増、スキー・スノーボード用品が同18.9%増。売上総利益率は、通期で適切な在庫コントロールを行い大きな在庫消化負担が生じなかったこと、EC事業の利益率改善などから35.8%となり、同2.0ポイント上昇した。 販売費と一般管理費は同1.2%増。特別損失として、退店した店舗に係る減損損失など6600万円を計上した。
EC販売システムの投資で利便性向上
EC市場の拡大も加速しており、顧客の購買行動の変化も進行している。同社グループでは、EC販売システムへの投資により、販売サイトの利便性を高め、EC市場でのシェアの獲得を推し進める方針のもと、拡大するECとリアル店舗との相互送客の仕組みを整えるなどのオペレーションの改善の結果、収益の大幅な改善につなげることができた。
出退店の状況については6店舗を退店し、8月末時点で同社グループの店舗数は全国で98店舗となり、前期比で店舗数は6店舗減少した。この日公表した、22年8月期を初年度とする3か年の「中期経営計画」の重点戦略に基づき、新規出店を再開する。
次期業績は増収増益を見込み
22年8月期の連結業績は、売上高が595億円、営業利益が21億円、純利益は14億4000万円を見込んだ。なお、22年8月期の期首より「収益認識に関する会計基準」を適用するため、対前期増減率は未公表。中期経営計画の戦略目標である「EC及び既存店の販売力の強化と新規出店による規模の成長」の達成のための重点戦略を着実に遂行するとした。
中期経営計画期間の最終年度となる24年8月期の連結業績目標では、「売上高750億円、経常利益50億円、純利益17億5000万円」としている。
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