2021.08.18 通販支援
大型無人配送ロボによるシェアリング型配送サービス、北海道で実証実験
京セラコミュニケーションシステム(株)は17日、無人自動配送ロボットによる工業地域向けロボットシェアリング型配送サービスの実証実験を、北海道石狩市の石狩湾新港地域の公道(車道)で開始したと発表した。9月中旬までを予定している。

NEDO公募のロボ配送技術開発事業に採択
同社グループは、地域の物流課題の解決に向けたモビリティサービスの開発に取り組んでいる。実証実験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」で採択された取り組みとして実施している。
これまでの公道走行実証は、小型・低速のロボット(歩道走行が可能な電動車いすに準じた大きさ、速さ)による歩道走行が主流だったが、広域にわたる工業団地での共同利用と効率的な配送を想定し、従来よりも大型・高速なロボット(長さ2.5×幅1.3×高さ2.0m以下のミニカーに準じた大きさ、最高速度15km/h)に複数サイズのロッカー20個を搭載し、車道を走行する。無人の自動配送ロボットが車道を自動走行する試験は国内初となる。
ロッカーの開閉はスマホで管理
1台の無人自動配送ロボットが、地域内の小売店の商品や企業間輸送貨物を集荷し、効率的なルートを選択・走行し、配送する。ロボットへの荷物の預け入れや荷物の受け取り、ロッカーの開閉などはスマートフォンで管理する。走行予定エリアは同市新港西1丁目と3丁目の一部の車道で、走行エリアの外周は3km、走行ルートの総延長は5kmとなる。
無人での自動走行となるが、地域内の事務所から走行状態を常時監視し、自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。道運輸局から車両の自動走行や近接・遠隔監視での運転操作が可能となるように保安基準緩和認定を受け、道警から自動走行ロボットの公道(車道)実証実験に関する道路使用許可を取得し、市の協力を得て実施している。
実証実験は、共同研究契約に基づいた損害保険ジャパン(株)のリスクアセスメントを実施した上で行っているほか、早大大学院環境・エネルギー研究科の小野田弘士教授、(株)セコマ、ヤマト運輸(株)、(株)エンパイア―、北海道日野自動車(株)と、地元の石狩湾新港企業団地連絡協議会事務局 石狩開発(株)、石狩新港運送事業協同組合、協同組合石狩新港卸センターが協力している。
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