2021.04.15 ECモール
ロコンド決算は増収増益、14億円の黒字に…YouTubeへの広告シフトが奏功
(株)ロコンドが14日発表した2021年2月期(20年3月~21年2月)連結決算は、売上高が前期比19.8%増の102億7500万円、営業利益が14億3800万円(前期は8300万円の営業損失)、純利益は12億5000万円(前期は2億5600万円の純損失)となった。
靴の需要が減少もEC支援・D2Cブランドが好調
前期比12.7%増の205億6400万円となった商品取扱高(返品後)とともに、売上高は今期の業績予想を達成するとともに、過去最高となった。巣ごもり消費でECシフトが進んだ反面、主力の靴は需要自体が大きく減少。自社モールの強化、店舗からECへのシフト需要を取り込んだ自社公式EC支援(BOEM)の伸張、D2Cブランド商品の取扱が増加した。
営業利益は計画15億円に対して、ほぼ同水準の96%で着地した。広告のシフト(CMからYouTubeへ)と費用抑制の結果、広告関連費用は取扱高比で4.5ポイント改善、販管費全体では3.8ポイント改善した。
ECモール事業の商品取扱高は20%増の166億円
ECモール事業は、商品取扱高(返品後)が166億8900万円(前期比20.9%増)、売上高は85億3100万円(同29.1%増)となった。「LOCONDO.jp」「FASHIONWALKER」の運営、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」など他社モールへの出店を行っており、今期の出荷件数は212万件、出店ブランド数は3426と順調に増加した。
アクティブユーザー数は、自社モールが78万3000人、他社モールが29万6000人と、合計で107万9000人。平均注文単価は自社モールは増加、他社モールは減少傾向にあったが、総じてフラットに推移した。自社運営モールの返品率は、D2Cブランドに加えファッションウォーカーの取込効果もあって、返品率20%未満を維持した。
次期業績は増収減益と予想
プラットフォーム事業は、商品取扱高(返品後)が33億1700万円(前期比1.4%増)、売上高は11億9300万円(同20.6%増)となった。ブランドの自社公式EC支援(BOEM)、倉庫受託(e-3PL)、店舗の欠品および品揃え補強(LOCOCHOC)の運営などを行っており、BOEMの支援ブランド数は新たにkippisなどの開始により今期末時点で32ブランドとなった。e-3PL出荷数も24%と伸長した。
22年2月期の業績予想は、商品取扱高(返品後)は前期比21.6%増の250億円を見込んでいるものの、売上高はD2Cの割合が変動する可能性を考慮し、120億円~125億円(前期比16.8%~21.7%増)とした。営業利益は、新倉庫の稼働に伴う家賃の増加などによる販売費などの増加により、8億5000万円~15億円、純利益は5億6700万円~10億円を見込んだ。
ECモール事業は引き続きD2Cブランドの拡充を中心とした自社モールを強化。プラットフォーム事業は取引先ブランドのEC強化の需要に対応するため、自社EC支援サービスに一層注力するとしている。
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