2021.04.13 通販会社
ビックカメラ2Qは減収増益、EC伸長も営業時間短縮などが影響
(株)ビックカメラが12日発表した2021年8月期第2四半期(20年9~21年2月)連結決算は、売上高が前年同期比3.5%減の4212億1100万円、営業利益が同33.8%増の102億5200万円、純利益は同17.0%増の56億8200万円となった。
コロナ禍で営業時間短縮、一部店舗で臨時休業
家電小売業界の売上は、パソコン周辺機器やゲームのほか、加湿器や空気清浄機が牽引した季節家電が好調だったことに加え、テレビや洗濯機などが堅調に推移した。一方、前年にOS(Windows7)のサポート終了に伴う駆け込み需要が生じていたパソコンやデジタルカメラなどが低調だったが、総じて堅調に推移した。
新型コロナウイルス感染拡大による同社グループへの影響については、拡大防止を重視する観点から実施していた営業時間の短縮を、緊急事態宣言の再発出に伴い一層強化したほか、一部店舗(Air BicCameraの一部)では臨時休業を継続している状態だ。
ネット通販の販売は大幅拡大
ビックカメラは、都心の昼間人口減少にインバウンドの激減が重なり、実店舗の販売は低迷。インターネット通販事業は、販売を大きく伸ばしたものの、実店舗の低迷を補うには至らなかった。一方、都市近郊を中心に事業を行う(株)コジマは、テレワークなどによる商圏内の昼間人口増加などを背景に販売を伸ばした。
店舗展開では、スマートフォンやパソコンといったApple製品の販売や修理・サポートを行うApple 専門店として20年9月に「Bic Style ららぽーと愛知東郷店」(愛知県東郷町)、21年1月に 「Bic Style イオンモール松本店」(長野県松本市)を開店。また、21年3月には「ビック カメラ アミュプラザくまもと店」(熊本県熊本市)を開店した。
グループ会社では、コジマが、20年11月に「コジマ×ビックカメラ イオンタウン ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)を開店したほか、21年3月に「コジマ×ビックカメラ イオンタウン 茨木太田店」(大阪府茨木市)を開店した。
通期業績を下方修正
「物品販売事業」の売上高は、前年同期比3.6%減の4149億4400万円、経常利益は同33.4%増の107億500万円。音響映像商品の売上高は同8.1%減の659億8500万円で、構成比は15.7%。家庭電化製品は同3.6%増の1362億700万円で、同32.3%。情報通信機器製品は同0.2%減の1382億8000万円で、同32.8%となった。「BSデジタル放送事業」の売上高は同1.2%増の54億5900万円、経常利益は同32.1%増の13億2000万円だった。
5日に公表した21年8月期の通期業績予想は、売上高が昨年10月に公表していた8960億円から8660億円(前期比2.1%増)に下方修正。営業利益は150億円から177億円(同46.7%増)、純利益は79億円から102億円(同87.1%増)と、それぞれ上方修正した。上期および足もとの消費環境を踏まえるとともに、コロナ禍の影響は、少なくとも22年8月期中は都市部の店舗を中心に売上高への影響を受けることを見込んでいる。
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