2021.03.16 通販会社
大丸松坂屋、ファッションサブスク「AnotherADdress」開始…事業構造の転換へ
(株)大丸松坂屋百貨店はこのほど、ファッションサブスクリプション事業『AnotherADdress (アナザーアドレス)』をスタートさせた。社会や環境にとって持続性の高いビジネスモデルへ転換をめざすサービスとして、これまでの百貨店の構造からの転換と、持続的な未来を実現するための新たな挑戦の第一歩とした。サービスの利用は4月1日からとなる。
ファッションを楽しむために、ユーザーに「別の場所」を提供
『AnotherADdress』は、服は使い捨てではないという信念のもと、ファッションの本質的な価値やサステナブルな取り組みを重視する。「Another(別の)」+「Address(住所)」。この新しい「別の場所」 が、ユーザーのファッションをもっと愉しくするという。
大丸松坂屋百貨店によると、百貨店業・小売業はファッション産業を取り巻く大量生産・大量消費の流れとともに成長してきた。しかし、大量廃棄を中心とした環境問題が社会や地球に与える影響は大きく、その問題に真剣に向き合い、ビジネスモデル全体をより持続可能な方向に舵を切ることは、J. フロント リテイリンググループ大きな責務だという。
月額1万1880円で1カ月3着レンタル可能
だからこそいま、クリエイティブな服が持つ「人を元気に、愉しくする力(ファッションの本質的な価値)」と、「物で溢れることのない、環境や社会にとっても持続可能な生活スタイル(シンプルに生活すること)」を融合させた、新しいファッション体験の創造をめざすことにした。
AGELESSを前提にしたサービスは、ブランドの中から3着レンタルできるサブスク型。月額1万1880円(税込)で、1カ月レンタルできる。1回の注文につき1アイテムまで交換が可能で、「着て過ごす」ことでお気に入りのアイテムが見つかった際には、会員価格で購入もできる。
日立物流・バレル・日本環境設計などがパートナーに
月額料金には、往復の送料やクリーニング、基本的な修繕の料金が含まれる。一般的な使用に伴う擦れやキズ、汚れについては月額料金の中で対応。また、休会や退会も好きなタイミングで手続きが可能だ。
取り扱いブランドは、世界中の人を魅了する「ラグジュアリー・インポート」、上質で研ぎ澄まされた「百貨店ブランド」、日本のファッションシーンを彩る「ジャパニーズデザイナー」から、50ブランドをラインナップした。今後、順次拡大していくという。
『AnotherADdress』では、独自のサステナブルな取り組みを推進している3PLの(株)日立物流をはじめ、クリーニングの(株)バレル、リサイクルの日本環境設計(株)などの企業とパートナーシップを組んで、環境に優しい方法を模索しながらサービスを展開。また、100%WEB注文、サブスク型のストックビジネスとすることで、従来の百貨店ビジネスが抱えるリアル店舗依存、フロービジネスからのビジネスモデルの分散にも挑戦する。
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