2020.11.27 通販会社
ノジマグループのニフティ、「セシール」を買収…相互送客に期待
(株)ディノス・セシールは26日、通信販売ブランド「セシール」に関する事業を新会社として分社化し、2021年3月1日付で、ノジマグループのニフティ(株)に譲渡する株式譲渡契約を締結したと発表した。譲渡する新設子会社「ニフティ・セシール(株)」は12月16日設立を予定している。
21年3月1日付で譲渡予定
「セシール」は、インナーをはじめ幅広い生活用品分野を展開する老舗総合通販ブランドとして知られ、顧客の声を活かした商品開発を手がけている。同社によると、激化する競争環境の中、さらなる競争力の強化やブランド価値向上を図り、持続的によりよい商品とサービスを提供していくため、総合的に検討した結果、ニフティによる新たな経営環境下で事業を展開することが最善の選択肢であると判断し、譲渡を決めた。
ニフティは、国内のインターネットプロバイダー事業の草分けとして知られている。17年にノジマグループの傘下に入った。長年培ったノウハウによりWebへのシフトを加速し、さらに同社の持つ会員組織やノジマグループのリソースを活用することで「セシール」の事業価値を一層高めることができるとした。
セシールのコールセンター事業も譲渡
併せて、「セシール」ブランドの通販事業の一端を担う、ディノス・セシールの子会社である(株)ディノス・セシールコミュニケーションズ(DCC)、(株)セシール ビジネス&スタッフィング、賽詩麗商貿(上海)有限公司のすべての発行済株式を、譲渡対象として設立する新会社に吸収分割の方法により承継させ、ニフティに譲渡する。
「imini」はディノス側で継続
DCCのディノス事業と、化粧品ブランド「imini」などを展開しているリテンション事業については、分社化と同時に新会社(非譲渡対象)を設立して吸収分割の方法により承継し、同社の完全子会社として事業を継続させる予定でいる。
吸収分割により承継するニフティは、ネットワークサービスとWEB サービス事業を事業セグメントとするネットサービス事業を展開。17年4月のノジマグループ入り以降、コンシューマ向けのサービス提供を中心とする新たなニフティとして事業構造の改革を推進している。
ニフティ「相互送客など期待」
ニフティでは「弊社のメイン顧客層は40代以上の男性が多い。一方でセシールは40代以上の女性が中心。譲受後の展開はこれから検討していく段階ではあるが、相互送客など大きなシナジーが生まれると期待している」(広報)と話している。また「弊社が長年培ってきたインターネットサービスに関するノウハウをセシールのEC強化に役立てられるのではないか」(同)とも期待感を示している。
ディノス・セシールでは「ニフティはインターネットプロバイダサービスの先駆者。親会社であるノジマも実店舗を主としているなど、我々が持っていないノウハウやリソースがありシナジーが生まれると期待している」(広報)とした。
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