2020.11.05 通販会社
ペットボトルのキャップを化粧品容器に再利用!ファンケルとキリン協働
(株)ファンケルは4日、キリンホールディングス(株)のキリンビバレッジ(株)で排出されるペットボトルのキャップを再生樹脂に加工し、(株)アテニアの化粧品容器の一部に採用すると発表した。資本業務提携を結ぶ両社のプラスチックの循環を推進する協業で、ペットボトルのキャップ由来の再生樹脂を化粧品容器に採用するのは国内化粧品業界で初となる。
キャップ30~40%の再利用に
これにより、キリンビバレッジはペットボトルのキャップの30~40%を再利用することができ、廃棄物による環境負荷を低減できる。またアテニアでは、再生樹脂の採用で、従来使っていた新規プラスチック量の約40%を削減できるという。
キャップがアテニア製品の注ぎ口に
アテニアは環境に配慮し、ボトルタイプに比べて樹脂量を約85%削減できるフィルムパウチを使ったクレンジングオイルのレフィル製品「スキンクリア クレンズ オイル<エコパック>」を販売している。今回、さらなる環境への配慮を踏まえて、ペットボトルのキャップに由来する再生樹脂を採用した。
両社はSDGsへの貢献を含めた環境配慮の観点を持った容器や包装資材の設計や生産で協業できることを積極的に検討している。その中で、ペットボトルのキャップを大量生産する際の初期段階や生産中、また製造する製品の切り替え時に、そのまま利用できないキャップが排出されることに着目。この樹脂を再利用して化粧品容器への採用を検討してきた。
製造方法は、キリンビバレッジが選別回収したペットボトルのキャップの印刷を専用の機器で除去、粉砕してフレーク状にする。その後、溶解、混合してペレット状に。さらにペレットを溶解し、色素を加えて再生樹脂にしたものを成型して完成させる。再生樹脂として使用するには、キャップの選別や印刷の除去工程などに手間がかかるが、化粧品容器メーカーなどの協力を得て国内の化粧品業界では初の試みとして実現できたという。
今後もファンケルGの製品パーツ再利用進める
今後も、キリンビバレッジで排出されるペットボトルのキャップについて、ファンケルグループのポリエチレンを使用した製品パーツへの応用を検討するとともに、両社のグループ各社の製品特性などを生かし、さまざまな視点で環境影響に対する取り組みについて検討を進めていく考えだ。併せて、容器の設計や材質の開発などについても、両グループのこれまでのノウハウを融合し、環境負荷の低減に向けた研究や技術開発を進めていくとしている。
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