2020.10.13 通販会社
ワールド、希望退職制度に294人応募…募集人数を大幅に上回る
(株)ワールドはこのほど、経営環境の改善をめざした構造改革の一環として取り組んでいる希望退職者の募集について、294人の応募があったことを明らかにした。募集人数は「約200人」だったが、大幅に上回る結果となった。同社は、業務の再整理や配置転換の実施、システム化の進展などにより、業務の運営は可能としている。
店舗従事者以外の40歳以上の社員を募集
同社は8月、減収減益を計上した2021年3月期第1四半期の決算を受け、ブランドの統廃合と早期退職者募集などを骨子とする構造改革の実施を公表していた。ファッション業界の度重なる変化にコロナ危機が追い打ちをかけ、「ファッション産業に内在していた供給過剰の矛盾が一気に現実化した」との認識を示した。収益の改善は今期から3カ年計画で段階的に進める計画を持っていたが、「選択と集中による一気呵成の断行が必要」と判断した。
希望退職者は、店舗従事者を除いて、11月20日時点で40歳以上の社員とし、9月14日から同30日まで募ってきた。退職日は11月20日か、もしくは20年度末までの同社が指定する日とし、再就職の支援とともに、優遇措置として規定で定める退職金に加え、特別加算金の支給を条件にしていた。
特別加算金などで約15億円
想定を上回る希望退職者に伴い、特別加算金などに発生する費用は約15億円。第2四半期に「その他費用」として計上する予定でいる。8月に「募集人員200人」としていた段階では、約12億円の計上を見込んでいた。
希望退職者数が募集人数を上回ったことについて同社は、適切な人員体制のもと効率的な業務運営は可能と考えているとした。併せて、労働生産性の改善などを背景として、人件費の削減などによる収益改善の効果が、構造改革公表時の想定を上回る可能性があり、来期の収益回復の蓋然性を高めるものとしている。
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