2020.10.09 通販会社
良品計画20年8月期、EC売上高は37.9%増…純損失は169億円
(株)良品計画が8日発表した2020年8月期(3~8月)連結決算は、売上高にあたる営業収益が1793億9200万円、営業利益が8億7200万円、純損失が169億1700万円となった。 決算期の変更(2月末日から8月31日へ変更)に伴い、6か月の変則決算となったため、前期との増減率は公表していない。
前年同期間比で店販・ECとも2桁増
ECを含む国内事業は、営業収益が1224億2800万円、セグメント利益が39億7400万円となった。うち、直営店の売上高は19年3~8月までの期間に比べて13.7%増、またオンラインストアの売上高は同37.9%増となった。
コロナ禍の影響による休業要請、営業時間の短縮を受け、直営店の売上が前年同期間に対して下回った。大部分の店舗が休業していた状況でECでの販売を強化。オンラインストアではキッチン用品、収納用品、食品などの巣ごもり需要関連商材が堅調に推移した。
店販売上は回復基調
7月には新潟県上越市に無印良品直江津をオープン。新しい生活様式に伴う移動の変化や訪日外国人減少の影響で、営業再開後も都心部の店舗の多くが売上、客数ともに前年同期間を下回る傾向にあり、Café&Meal MUJI店舗も予防対策に伴って席数を減少させたことなどで売上が伸び悩んだ。緊急事態宣言解除後の店頭売上は好調に推移している。
東アジア事業は、営業収益が453億9500万円、セグメント利益は59億9000万円。中国大陸では店舗営業再開後に会員向け施策「無印良品週間」を実施するなど、売上の回復を図ったが、店頭の売上は計画を下回った。一方でオンラインストアの売上は好調に推移した。台湾はコロナ禍の影響が小さく、堅調に推移。韓国と香港の業績は低調だった。
欧米事業は53億円の赤字
欧米事業の営業収益は65億8500万円、セグメント損失は53億3700万円となった。欧州ではロックダウンの解除後も顧客が戻らず、売上は計画を大幅に下回った。北米も 店舗休業が影響して営業収益は計画を大幅に下回った。なお、海外連結子会社のMUJI U.S.A. Limitedは、7月に米国連邦倒産法に基づく再生手続の申請を行った。
西南アジア・オセアニア事業の営業収益は49億8100万円、セグメント損失は3億9600
万円だった。タイは店舗休業期間が比較的短く、コロナ禍での巣ごもり需要関連商品の売上が好調だったことなどで堅調に推移した。一方、シンガポールでは売上が計画を下回り、業績が低調に推移した。
なお、21年8月期の通期(20年9月~21年8月)の連結業績見通しについては、営業収益が4876億円、営業利益が492億円、純利益が348億円と予想した。コロナ禍による経済活動への影響に加え、米中関係の悪化など経済環境の不透明感の強い状況が続くと見込まれる中、同社は、くらしの基本となる商品の「適正価格」をさらに推し進め、積極的な出店を行い、引き続き事業拡大を推進するとしている。
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