2020.10.08 通販会社
三陽商会2Q、純損失66億円…EC売上は18%増
(株)三陽商会が6日発表した2021年2月期第2四半期(20年3~8月)連結決算は、売上高が153億2800万円、営業損失が57億1200万円、純損失が66億4800万円となった。
同社の20年2月期は、決算期の変更で14か月の変則決算となったため、今期との比較値は公表していない。
店舗休業の固定費など特損計上
新型コロナウイルスの感染拡大は、アパレル・ファッション業界でも厳しい状況が続いている。主販路の百貨店を中心に、実店舗では緊急事態宣言の発出による店舗の休業や3密を回避する消費者心理により、来店客数は引き続き減少し、売上高は大幅減となった。
販売費と一般管理費では、人件費の抑制や不動産賃借料の減額交渉など総額の削減に努めたが、営業損失は拡大した。純損失は、店舗の休業などによる固定費などを特別損失として計上したことによる。
一方でEC販路は、外出自粛の中での巣ごもり需要の増加などにより堅調な動きが続き、集客のためのプロモーションの実施、在庫品の販売強化策などの施策が奏功し、売上高を確保した。
EC・通販売り上げは約36億円
EC・通販の売上実績は3~8月の累計で35億9200万円(自社が28億4200万円、外部が7億5000万円)。前年同期比18.4%増となり、構成比は24.4%となった。ECへの商品集約や販促施策の強化により、自社・外部ECとも、特に緊急事態宣言解除後の6~8月に大幅な前年越えとなり、前年同期比23%増となった。
6~8月の前年比では、自社がそれぞれ22%増、2%増、50%増となり、ならして22%増。
外部はそれぞれ51%増、23%増、6%増で、3か月の平均は28%増となった。
通期予想は純損失35億円の見込み
また、未定としていた21年2月期の通期業績予想を公表。売上高は380億円を見込み、営業損益85億円、純損失35億円とそれぞれ赤字を予想した。新型コロナウイルスの感染拡大による販売減が続くとし、赤字は5期連続となる。
下半期は22年2月期の営業黒字化を達成する上での重要なトランジション期間で、基礎固めを行う時期と位置付けたが、店頭の状況は厳しい推移が見込まれ、前年比28%減の226億円を計画。実質営業損益を13億円程度にまで圧縮したい意向を示している。
160の売り場から撤退へ
同社は上半期までに不採算店舗・売場の約150売場の撤退計方針に基づき、8月末までに約130売場の撤退を終えている。さらに、下半期から今期末までに仕入れ在庫の削減や販管費の見直しとともに、約160に上る不採算店舗の撤退方針を明らかにした。
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