2020.08.17 通販会社
オイシックス・ラ・大地、大戸屋HDと業務提携…サブスクで共同事業
安心・安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地(株)はこのほど、(株)大戸屋ホールディングスと業務提携契約を締結したと発表した。オイシックスが手がけるECサービス「食のサブスクリプション」を共同事業で拡大し、流通額30億円規模の事業成長をめざすという。
大戸屋とタッグでさらなる拡大へ
食領域のサブスク事業は、オイシックスがマーケティングや物流ノウハウを活用した他社とのECの共同事業を2013年から始めている。FC店を含めて460店舗を展開する大戸屋HDとの提携により、共通する安全・安心に配慮した食事業のさらなる拡大を見据えている。
高付加価値の食品・日用品に特化したサブスク宅配事業は、「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の3ブランドで、全国約36万人(6月時点)が利用。「Oisix」が13年から販売する使い切り食材とレシピがセットになったミールキット「Kit Oisix」は、シリーズ累計出荷数が5500万食(同)を突破している。
大戸屋はECなど外販事業も注力
大戸屋HDは美味しく健康に資する料理を提供することを目的に、「大戸屋ごはん処」などの定食チェーンを国内外で展開。厳選された安全・安心な食材を使用し、店内調理を徹底している。また新たな取り組みとして、新規チャネルでの商品提供としてデリバリー、テイクアウト機能の強化や冷凍食品の通販・EC販売による外販事業へも注力する方針だ。
このように両社は、ともに安全・安心にこだわった食材の利用、新鮮な食材の調理といった、高品質で付加価値の高い「食」に関する事業を展開するという共通点を持っている。またOisixの利用者向けに実施したアンケートでは、「大戸屋」は満足度が高いと感じている飲食店に選ばれており、Oisixユーザーとの親和性も高く、共同事業により事業成長がめざせると考え、業務提携契約を結ぶことになったという。
今後は共同で、大戸屋の店舗の顧客やファン向けに、大戸屋のメニューを自宅でを楽しめるサブスクサービスを立ち上げる。大戸屋で、家庭向け冷凍総菜・弁当のサブスクサービスを始めるとともに、Oisixユーザーへ大戸屋プロデュースの商品の販売を開始する。
第1弾は大戸屋監修のミールキット
9月初旬にはOisixで、大戸屋監修のミールキットの発売を予定。第一弾として、大戸屋の人気メニュー「鶏黒酢あんかけ」を自宅で再現できる商品を販売する。また、「大戸屋ごはん処」などで提供する、Oisixの有機野菜などを用いたコラボメニューの開発も計画している。
両社はこれらによって、流通額約30億円規模の事業への成長をめざす。今後も、オイシックスの定期宅配のユーザーや、大戸屋の店舗の利用客が求めるニーズを実現する「新たな食のサービス」を構築していきたいとしている。
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