2020.08.11 通販会社
ベネッセHDの1Q、純損失56億円売上高は9.9%減に
(株)ベネッセホールディングスがこのほど発表した2020年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比9.9%減の980億9700万円、営業損失が52億5400万円
(前年同期は1億5000万円の営業利益)、純損失が56億7100万円(前年同期は15億9700万円の純損失)となった。
通教の在籍数増加も塾の営業自粛響く
減収減益となった主な要因は、「進研ゼミ」と国内の「こどもちゃれんじ」で延べ在籍数増加などによる増収があったものの、新型コロナウイルスの感染拡大による学校休校や学習塾、英語教室の営業自粛などが影響。各事業別セグメントで減収となった。
サイマル譲渡により15億円の剥落も
加えて、3月31日付で(株)サイマル・インターナショナルについて同社が保有する全株式を(株)TAKARA & COMPANYに譲渡したことに伴い、同社および子会社2社の前年同期の売上高15億3000万円の剥落があった。
国内教育事業は10.6%減
主力の国内教育事業の売上高は前年同期比10.6%減の435億9100万円だった。4月から5月の減収が大きかったものの、6月単月では前年同月と同程度の売上高に回復した。利益面では、減収による減益などで損失が拡大し、50億9200万円の営業損失(前年同期は12億5900万円の営業損失)となった。
グローバルの営業利益は50%減
グローバルこどもちゃれんじ事業の売上高は前年同期比6.7%減の122億8800万円。新型コロナウイルス感染症の影響にとり、中国で3月までのマーケティング活動を縮小したことによる延べ在籍数の減少や、中国と国内でコンサートなどの中止による減収が響いた。営業利益は減収による減益などより、同50.9%減の3億3600万円となった。
介護・保育事業の売上高は前年同期比0.6%減の299億7000万円。高齢者向けホームと住宅数の拡大で入居者数は増加したものの、コロナ禍で営業活動を縮小したことで入居金型の新規入居者数が減少した。 営業利益は減収による減益に加え、処遇改善やホーム拡大に伴う要員増による労務費増などで、同25.7%減の20億800万円となった。
ベルリッツは21%減に
ベルリッツ事業の売上高は前年同期比21.6%減の89億6800万円。語学教育事業でスペイン、ベルギーなどでのフランチャイズ化、フランスでの事業整理、コロナ禍によるランゲージセンターの一時閉鎖などが影響した。利益面では減収による減益により、14億7100万円の営業損失 (前年同期は13億3400万円の営業損失)となった。
通期の業績予想は未定としたが、第2四半期については営業損失が減少するものの、前年同期比では減収減益が続く可能性が高いと予想。国内教育事業はオンラインでのサービス提供の強化などの取り組みが着実に進んでいるものの、新型コロナウイルス感染症の今後の拡大によっては、新たな事業活動の縮小のおそれがあるとしている。
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