2020.06.10 通販会社
シルバーライフの3Q、Amazon経由の冷凍弁当の売上が急増
(株)シルバーライフが9日発表した2020年7月期第3四半期(19年8月~20年4月)決算は、売上高が前年同期比11.8%増の64億3300万円、営業利益は同2.2%減の6億5600万円、純利益は同2.6%増の4億7800万円となった。
新型コロナ影響でAmazon販売が上昇
高齢者向け配食サービスを展開する同社は引き続き、FC加盟店の積極的な開発、高齢者施設向けの食材販売では減少した売上の回復に向け、新商品の開発を行った。特に、今後の新たな収益の柱とするため、前年度に始めた同社製造冷凍弁当の直接販売の売上拡大に向けた施策に注力した。
新型コロナウイルスの感染拡大による売上・原価への影響は、直接販売では一時的に冷凍弁当(特にAmazon)の売上が上昇、現在も高い売上をキープしている。FC加盟店向けと施設向けは大きな影響はなかった。海外からの安価な食材が入りにくくなったが、メニューの入れ替えで対応した。
生産効率化で原価低減
製造面では、工場の製造設備増強などによる生産効率化の効果などが原価の低減につながった。加えて、顧客への販売価格が直接売上高となる直接販売の比率がさらに高まったことで、売上高総利益率は上昇した。
販売管理費については、直接販売の認知度向上に向けて積極的な広告展開と、売上増に伴って商品の配送費用が増加したことにより、売上高販売管理費率は高まった。広告戦略のノウハウが得られ、効率化が図れたことから、売上高広告宣伝費率は前期終了時点と比較して改善傾向で推移している。
FC向け販売は売上高12.5%増
フランチャイズを展開している「FC加盟店向け販売」の売上高は、前年同期比12.5%増の46億4900万円を計上。市場シェアの拡大を優先事項と捉え、「まごころ弁当」「配食のふれ愛」の2ブランドによる積極的な店舗展開を図ってきた。これにより、「まごころ弁当」は 前年度末より47店舗、「配食のふれ愛」は26店舗それぞれ増加したことで、総店舗数は同73店舗増加し802店舗となった。
施設向け食材販売は6.5%減
「高齢者施設等向け食材販売」の売上高は、前年同期比6.5%減の8億8900円となった。「まごころ食材サービス」では、介護報酬削減の影響により民間配食業者への効率的な食材販売サービスへの需要が高まっているが、前年度に行った個食対応の廃止による影響が続き、売上は減少した。4月から施設専用冷凍商材「こだわりシェフ」の販売を新たに開始した。
「OEM・その他」の売上高は、同33.8%増の8億9500万円を計上。大手OEM先の委託量減少でOEM販売の売上は減となったが、冷凍弁当の直接販売の売上が大きく伸び、OEM売上の減少幅を上回った。
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