2020.05.07 通販会社
千趣会1Q、17億2200万円の純損失に…売上高は5.3%減
(株)千趣会がこのほど発表した2000年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高が前年同期比5.3%減の198億5000万円、10億100万円の営業損失(前年同期は3億9500万円の営業損失)、17億2200万円の純損失(前年同期は69億7400万円の純利益)となった。
カタログ購入者数に下げ止まり傾向
売上高は、(株)モバコレの連結範囲除外などの影響で減少したが、通信販売事業は、引き続き事業構造改革を着実に実行しており、カタログ起点での集客モデルの強化を図ったことなどにより、「主力のベルメゾンの購入者数に下げ止まり傾向がみられている」としている。
利益面に関しては、通信販売事業での集客プロモーションの重点的投資で販売促進費を増加させたことから営業損失となった。また、持分法適用関連会社のワタベウェディング(株)の決算報告などに基づき、投資損失8億4100万円を計上。同社の「リゾート挙式」「ホテル・国内挙式」で、2月後半から新型コロナウイルス感染症拡大による出入国規制や外出自粛などの影響を受けたことが要因だ。
通販4.7%減、休眠復活には「成果」
カタログとインターネットを中心とする「通信販売事業」の売上高は145億6800万円 (前年同期比4.7%減)、営業損失は6億3900万円(前年同期は2億6500万円の営業損失)となった。減収となったが、購入が途絶えている利用者への積極的なアプローチを行うなど、会員基盤の再構築に注力し、一定の成果が得られている。
コロナ影響でブライダル減収減益
ハウスウエディングを中心とする「ブライダル事業」の売上高は35億6200万円(前年同期比11.7%減)、営業損失は5億500万円(前年同期は2億3400万円の営業損失)。19年にオープンした新店とリニューアル施設の稼働もあって堅調に推移していたが、期間終盤に発生した新型コロナウイルス感染症の影響で挙式の延期などが発生し、減収減益となった。
新型コロナウイルスの感染拡大は、ブライダル事業に深刻な影を落としつつある。4~6月の挙式披露宴は当初の想定から2割を下回り、現状では売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに前回予想を大きく下回ることを予想。また、終息時期の見通しが立たないこともあり、持分法適用関連会社を含めた関連事業の業績予想の算定も困難とした。
業績予想を「未定」に修正
同社はこのため、2月13日に発表していた通期(1~12月)の業績予想を一旦取り下げ、「未定」と修正した。通期連結予想値は、売上高が920億円、営業利益は18億円、純利益を22億円としていた。なお、主力事業の通信販売事業は、生活インフラとして社会的重要性が増しているものと認識し、業績は概ね当初想定通りに推移するとの見通しを示した。
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