2020.02.07 ECモール
メルカリ中間期、赤字幅が拡大…オリガミ買収「追加赤字負担ない」
(株)メルカリが6日発表した2020年6月期第2四半期(19年7~12月)連結決算は、売上高が前年同期比38.7%増の329億9300円、営業損失が139億600万円(前年同期は36億5400万円の損失)、純損失は141億300万円(同44億7500円の損失)となった。

決算会見に臨む小泉文明会長と長澤啓CFO(決算説明会の動画よりキャプチャ)
メルペイ事業への投資で損失幅拡大
同社グループは、メルカリ日本事業、メルペイ事業、メルカリ米国事業の3本柱を確立し、引き続き、事業の成長を最優先した投資を継続する年として位置づけ、ミッションの達成に向けた強固な基盤の構築を進めている。
営業損益と純損失は、成長分野であるメルペイ事業で、利用者獲得へ向けたキャンペーンや加盟店獲得の費用がかさんだことや、米国向けサービスの拡大に伴う投資増も影響した。売上高は、国内のメルカリ事業が好調で、引き続き過去最高を更新。ただ、暖冬で衣料品取り引きが弱まるなどで、フリマの取引高の伸びは鈍化した。
メルカリの国内流通総額は2813億円に
メルカリ日本事業では中長期での継続的な成長を図るため、特に出品と購入のバランスの最適化に注力。中間期の「メルカリ」の国内流通総額は2813億円となり、前年同期比で533億円増加した。10~12月期でも1544億円となり、前年同期比20%増、営業利益率は同32%増となった。 売上高は264億円で同18%増、調整後営業利益は66億円で同52%増。いずれも過去最高を更新した。また、月間アクティブユーザー(MAU)は1538万人となり、同24%増となった。
オリガミ買収「4Q以降、追加赤字負担ない」
19年2月に提供を開始したスマホ決済サービス「メルペイ」は、信用を軸にした新たなエコシステムの構築を行っている。利用者数は500万人を超え、決済対応加盟店は170万か所となり、順調に増加している。Origami Payとの統合では、メルペイとの重複コスト削減を実施。統合による一時コストはあるが、第4四半期以降、メルペイの追加赤字負担が生じることはないとした。
一方、米国ではCtoCマーケットプレイス「Mercari」の拡大に向けて認知度の向上を図り、出品および配送の最適化を行っている。米国内の流通総額は256億円となり、前年同期比で77億円増加している。10~12月期でも前年同期比46%増、MAUは290万人を超えたが、メルペイと同様に赤字から脱却できていない。
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