2020.02.06 調査・統計
19年「機能性化粧品」市場規模、2.8%増の2兆2541億円に
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済が4日発表した「機能性化粧品の国内市場調査」によると、EC市場やSNSなどでの情報発信も手伝い、スキンケア機能性商品の好調ぶりや、土産品などのインバウンド需要が拡大を支えていることが改めて浮き彫りになった。
インバウンド需要やしわ改善の新商品の投入などで市場が拡大
調査はスキンケア、ベースメイク、ボディケア、ヘアケアの4カテゴリーで、ホワイトニングやアンチエイジング、敏感肌対応などの機能を訴求する商品を「機能性化粧品」とし、訴求機能別の市場動向や注目商品の市場動向について現状を分析し、将来を予想した。
2018年の市場は、訪日外国人観光客の土産品としての需要が依然として高かったことや、国内需要も上位メーカーからしわ改善を効果効能とする、スキンケアの医薬部外品の新商品が投入され、アンチエイジングが伸びたことによって市場は拡大した。
19年は、複数メーカーが「スキンケア」のしわ改善の医薬部外品を投入。剤型や価格面のラインアップが充実したことなどで需要の広がりがみられる。また、インバウンド需要も土産品が下支えして伸びており、国内市場は18年比2.8%増の2兆2541億円が見込まれている。
今後もモイスチャーを中心にスキンケアの市場が拡大
今後もアンチエイジングやホワイトニングを訴求したスキンケアを中心に堅調な伸びが予想されるほか、市場の6割弱を占めるスキンケアは、しわ改善の医薬部外品などアンチエイジングがけん引。「ベースメイク」は品目数も増えており、近年は仕上がりの良さを訴求したモイスチャーの需要増加で伸びている。今後もモイスチャーを中心に伸びが期待される。
「ボディケア」は、紫外線対策意識の高まりから、UV(ホワイトニング)がサンスクリーンの通年使用者の増加、乳幼児や男性などの新たな顧客層の開拓、また、メイクアップ効果を付与した商品の投入により若年層の需要を取り込み、市場拡大に寄与している。「ヘアケア」は通販メーカーの販促強化などからアンチエイジングが好調で伸びている。
こうしたことから、20年の市場は8年比8.6%増の2兆3827億円の成長を予測している。
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