2019.11.26 調査・統計
世界の越境EC購入先、1位は「米国」で21%…Shopify・FB共同調査
世界175か国で100万以上のアクティブストアが運営されているマルチチャネルコマースプラットフォームを展開する「Shopify」の日本法⼈Shopify Japan (株)は25日、開設100万ショップ達成を記念し、EC事業者向けにFacebookと共同で作成した世界の越境ECに関してまとめた『プレイブック』を公開した。
Facebook × Shopifyで越境ECを分析
『プレイブック』の項目は大きく4つ。(1)越境ECトレンドとビジネスチャンス(2)Facebookは海外でのマーケティングに欠かせないプラットフォーム(3)Shopifyのサクセスストーリー事例(4)Facebook X Shopify 0から1のマーケティングソリューション――。
越境ECに挑戦したい事業者や、すでに越境ECに取り組んでいる事業者は、Facebookが提供するツールの活用、Shopifyのグローバルソリューションによって提供される傾向とビジネスチャンスを通じ、『プレイブック』を活用することで、越境ECとその機会の要点をすばやく理解することができるとしている。
日本のEC事業者にチャンスも
越境ECの市場規模は拡大の一途。中国と米国を中心とした伸長ぶりは急だが、日本と中国・米国を比べると際立った特徴も。日本は「販売国」でありながら、日本人の購入は極端に少ない。言語の問題や、海外の商品購入への抵抗感が要因といわれているが、一方で中国や米国からの日本製品の「購入額」は高く、特に中国からの購入額はめざましい。こうしたことからも、日本のEC事業者には大きなチャンスの場であることがうかがえる。
『プレイブック』では、そうした事情をうかがわせるグラフや地図を用いながら、分析結果を紹介している。日本や日本企業への直接的な指摘や示唆は多くはないが、トレンドとビジネスチャンクのきっかけになりそうな要素がふんだんだ。
世界のほとんどの購入者は海外から購入?
例えば、9か国の約6500人に聞いた「海外からの購入」については、インド人の79%、ドイツ人の75%をとトップクラスに、「世界中のほとんどの購入者は海外から購入している」ことを明らかにしている。この場合、先進国ほど購入者の年齢が低いことも顕著だった。
3万4000人余に聞いた「購入先上位国」は米国(21%)、英国(14%)、ドイツ(10%)の順。中国は調査対象外で、日本は5%だった。
海外の事業者が使用する広告商品と、顧客の目標を達成するための幾つかの成功事例も掲載。単一のチャネルに限定されないD2C戦略についてもページを割いている。B2Cプラットフォームモデルとは異なる独自の顧客体験の提供となり、すさまじいスピードで変化している市場トレンド対応への道筋を説いている。
世界標準のWEBサイト制作パッケージ「Shopify」
カナダで2006年に立ち上げられたShopifyは、高機能かつ低コストで国内及び越境ECサイトの構築が可能で、世界標準のWEBサイト制作パッケージといわれている。
Facebookなど、他のプラットフォームとスムーズに連携したECサイトの構築を実現できるのが大きな特徴ともいえ、販売チャネルの拡大に大きく機能している。
Shopify Japanのカントリーマネージャー、マーク・ワング氏は、「『プレイブック』は、越境ECの背後にあるデータを調査し、海外販売を成功させるための準備方法や適切なツールの使用方法を見い出し、それらを統合して成長を促進する」とコメントしている。
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