2019.11.25 調査・統計
ECモールの利用は「スマホのみ」がAmazon72%・楽天77.4%
視聴行動分析サービスを提供するニールセンデジタル(株)このほど、PCとスマートフォンに関する2019年上半期の利用実態をまとめた。同社が提供する視聴率分析など複数のソリューションデータを通じ、レポート「Digtal Trends 2019上半期」として発表した。
全世帯でスマホがネット利用のメインデバイスに
同レポートによると、4~6月のスマホからのインターネット利用者は、前年同期比5%増の月間平均7078万人になった。近年、増加率が鈍化傾向にある中、50~60代のスマホ利用率が過去4年で大きく上昇し、スマホは全世代でネット利用の際のメインデバイスとなった。
ECサービスでは、直近の1年で「Amazon」と「楽天市場」が、スマホのみからアクセスする人が大きく増えた。4~6月では、「Amazon」の利用者数4771万人のうち、約72.6%の3465万人がスマホのみからで、前年同期比15%の増。 「楽天市場」では、4657万人のうち、77.4%にあたる3605万人が「スマホのみから」。前年同期から13%伸びていた。
動画利用は5年で約4倍に成長
スマホからの動画サービスの利用は、6月時点の動画視聴の月間平均利用時間が7時間13分となり、この5年間で約4倍に成長した。令和の元号発表時にスマホから利用されていた上位5サービス(首相官邸公式アカウントでのライブ配信、ニュース関連サービス)をみると、「Yahoo! Japan」の利用者が全体でトップ。18~34歳は「YouTube」での視聴が最も多かったことが明らかになった。
ECをスマホのみで利用する傾向は増加へ
同社の山腰知美シニアアナリストは、スマホが全世代でメインデバイスになったことについて、「中高年層への普及後には増加率は落ち着くことが見込まれるが、消費者とコミュニケーションをしていく際に、最も重要なデバイスとなることに変わりはない」。ECサービスでも、「ショッピングアプリとしての機能を拡充させており、直近1年で見ても、スマホのみからの利用が増加している。この流れは今後も加速していく」と予測している。
同時に「スマホは、元号発表のような一大イベント時にも、多くが利用するデバイスとなっていたが、デジタルネイティブである若年層は使用するサービスが他の年代とは異なっていた。若年層への効果的なコミュニケーション方法を探る上で、若年層のデジタル利用動向は引き続き注視していく必要がある」としている。
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