2019.10.01 通販会社
アダストリア中間期、売上高は約4%増…EC一時休止の業績影響は軽微
(株)アダストリアが9月30日に発表した2020年2月期第2四半期(3~8月)連結決算によると、売上高は1089億8100万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は71億6400万円(同1252.6%増)、純利益は44億1000万円(同純損失5億5400万円)となった。

システム不具合によるECサイト休止の影響は店販でカバー
国内売上高は、「グローバルワーク」「ローリーズファーム」など前期に苦戦した基幹ブランド
は、コアとするターゲット層の明確化や商品ラインアップの見直しにより回復が確実なものとなった。「ニコアンド」「ベイフロー」など、その他のブランドも総じて好調に推移。前年同期比5.1%の増収となった。システム更改の際の不具合で、自社EC「ドットエスティ(.st)」が8月8日~9月12日に休止したが、リアル店舗の売上高の伸びで補完できた。
海外売上高は、米国では卸、小売事業ともに順調に推移したが、香港と中国では前期に進めた不採算店舗閉鎖の結果、売上が減少した。店舗展開については、26店舗の出店(うち海外1店舗)、24店舗の退店(うち海外6店舗)の結果、1429店舗(うち海外80店舗)となった。
収益面では、「適時・適価・適量」での商品提供の徹底で、値引き販売を抑制する運営が安定的に機能し、値引き率が大きく改善。売上総利益率は56.2%(前年同期比2.3ポイント増)となった。

EC「ドットエスティ」休止でオムニサービスは来期以降に導入へ
休止した自社EC「ドットエスティ」は、将来の売上増を見据えてキャパシティの拡大とサービスの拡充をめざし、7月末に新システムへの入れ替えを予定していたが、切り替えに伴って不具合が発生した。サイトの安定稼働、サービスの再稼働を最優先に、旧システムへの切り戻しを実施。休止期間中の失効ポイントやクーポンの再進呈、再開後の会員向けポイント還元セールを実施するなどの対応をとってきた。
このため、8月下旬を予定していたオムニチャネルサービスは来期以降に延期を決定。現在、下期業績への影響を精査している。

国内EC売上高は9.3%増の202億円、自社EC比率はまだ1割未満
WEB事業は、上期の国内EC売上高が前期比9.3%増の202億円を計上。国内売上高に対する構成比は19.4%で、うち自社ECは9.3%。ドットエスティの会員数は、前期末から80万人増えて約950万人となった。システム更改を延期したが、自社EC強化による顧客体験拡充の方針は継続する。
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