2019.09.18 調査・統計
スマホ決済を使わない人、44%が「セキュリティに不安」
マーケティングリサーチの(株)アスマーク〈旧(株)マーシュ〉はこのほど、「スマホ決済に関する意識調査」の結果を公表した。消費税率の引き上げが迫る中、スマホ決済への関心はあるが、未利用者らの多くはセキュリティ面やサービス乱立への不安と戸惑いをぬぐい切れないでいた。同様の調査は7月下旬に次いで2回目。

アスマーク、スマホ決済の非利用者・離脱者のホンネを調査
8月初中旬の3日間、全国の20代~60代男女1000人を対象に聞いた。今回は「スマホ決済を利用したことがない、過去に利用していたが、いまは利用していない人」が対象。1回目は「利用している、利用頻度が月1回以上の人」が対象だった。

スマホ決済を利用したことがある人は全体の30.4%で、1回目の調査結果とほぼ同じ。使ったことがない69.6%の内訳は男性が66.1%、女性が73.1%。女性が多く、年代が高くなるほど多いことが分かった。

「操作が面倒」も使わない理由の上位に
利用しない理由は「セキュリティに不安」が44.2%に上り、男女比ではここでも女性が10%上回っていた。「操作や扱いの面倒さ、わずらわしさ」が上位を占めたほか、未利用者には「使い方が分からない」こともネックになっているようだ。スマホ決済に持つイメージも「セキュリティに不安」(87.5%)、「サービスの乱立」(86.7%)が多く、安全性への不安をあおる出来事や短期間に急増したサービスへの戸惑いがうかがえる。

こうしたことが未利用、離脱の原因だが、信頼できるスマホ決済のサービス提供者を聞くと「銀行」が59.4%を占めたものの、「信頼できる企業はない」が24.3%に上った。d払いやau PAYなどの「携帯キャリア」とした人も30%ほどいたが、やはりスマホ決済のセキュリティ不安はここにも影を落としていた。
求めるものは「補償」「不正利用防止策」
利用する際には「万が一のときの補償」「不正利用防止策」など、不安払しょくへの施策やサービスを求める声が多数。スマホ決済に搭載してほしい機能や特徴も同様だった。特に未経験者は「お得さ」よりも重視する傾向が高かった。
同時に、スマホ決済サービスでアピールされるポイント還元率などのお得さについては、まれに実施される「高還元キャンペーン」より、「日常的なお得さ」にニーズがあることも顕著に表れた結果となった。
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