2019.02.21 ECモール
JD.com、春節期間の配達量が70%増…AI活用で満足度向上へ
中国のEC大手「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団は20日、今年の春節期間(19年2月4~10日)に、京東物流の個人・法人向け配達事業の配達量が前年比70%増加したことを明らかにした。さらに、春節当日の2月5日では100%以上の増加となっている。AI技術の活用により、顧客満足度の向上に取り組んだ。
春節期間中も京東は中国内で当日・翌日配送を実施
京東物流は、中国国内で春節期間中の配送業務を初めて実施した企業で、年中無休となった13年以来、春節期間の配達範囲を拡大し続けている。今年は期間中に、約300の都市と1000以上の行政地区に、注文当日、もしくは翌日での配送を行った。
京東は無人倉庫・AI物流ロボなど駆使し物流運営効率を向上
具体的な取り組みでは、京東物流で中国国内20カ所にある大型スマート倉庫「アジア1号」を全面的に活用。100万個以上の荷物処理能力を持ったスマート型仕分けセンターや、全行程を自動化した無人倉庫、AI物流ロボットなど、スマート物流設備の運用によって運営効率を向上させた。
京東カスタマーサービスでは、スマート・カスタマーシステム「天枢(テンシュ)」やスマート・IVR(自動音声応答システム)など、ビックデータやAIの技術を全面的に活用。消費者の問題解決率の向上と解決のスピードアップを目指した。「天枢」は、消費者の問い合わせ内容、商品のジャンルやカテゴリー、感情を識別し、質問内容に応じた専門知識や能力レベルを有するスタッフを自動的に配備するスマート・カスタマーシステムで、昨年の「独身の日セール」期間から導入している。
京東物流の王振輝CEOは「18年は物流企業への全面的なモデルチェンジが実現できた。さらに個人・法人向けサービス業務の利益が前年比100%以上の増加するなど、目標値を大きく超える形で達成し、取引先も20万社以上となった」とコメントしている。
なお、中国国家郵政局が19年2月2日に発表した「2018年中国EMSサービス満足度調査結果」では、中国国内EMS業務総量ランキングの「全体満足度」部門で、京東物流が第3位にランクインしている。
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